トルコの旅 イスタンブール再々-142007年01月26日 03時00分14秒

カーリエ美術館の続き。
まあ、前置きも解説もそこそこにともかくモザイクなどの紹介。











ここは本当に良いところ。
よって、写真の様にオフシーズンといえども観光客は目白押し。
というか、観光バスでガンガン押しかけてくるのでタイミングによっては半ばラッシュ状態に。

まあ、ガイドの説明を傍で聞ける点はとってもいいのですが・・・
オンシーズンだとスリが出てもおかしくないほど混むとか混まないとか。

ここはいわゆる世界遺産の「イスタンブール歴史地区」でもちょっと外れにあるところ。
個人旅行の場合、タクシーまたはバスの使用になります。
バスの場合、ベヤジットのバスターミナルからエディルネカプ行きを選ぶのが一般的でしょうか?
まあエディルネカプ行きのバスの中で運ちゃんまたは乗客に「カーリエ・ミュゼスィ?」(トルコ語でカーリエ美術館)と言っておけば適当なところで降ろしてくれます。
バスから降りると一瞬迷いますが、案内の標識がいくつかありますので簡単にたどり着けます。

イスタンブールはバス網が発達していますので乗ってみるのも一興です。
ただし、トルコルールの乗車券の購入方法なので注意してください。
 ①チケット(ビレット)は事前購入
  ターミナルのチケット売り場もしくはバス停側のキオスクみたいな売店
 ②バス会社のチケット売り場以外での購入にはプレミアが付く
  バス停側のキオスクでチケットを買おうとすると少しだけ高くつきます
  これはボッテいるのではなく手数料。
  ターミナルで事前に回数券を購入しておくと何かと便利。

初めての人には、ちょっと歩いても近所のバス停ではなくベヤジットのような大き目のバスターミナルからの乗車を勧めます。
なんかの拍子に迷ってもターミナルに戻れば大丈夫ですし・・・
ターミナルには人が多いので道を聞くのにも苦労はしません。
(もちろんその場合はオバチャン連れに道を聞くことを勧めます)
まあ楽しんでいただきたいものです。



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トルコの旅 イスタンブール再々-132007年01月24日 23時05分36秒

既に少しだけ紹介していますがもう一度カーリエ美術館の紹介です。



いくつも連なったドーム天井を持つ美しい建物の中にはさらに美しいモザイクであふれています。
前置きは無しにどんどんモザイクを紹介です。










まだまだ続きます。


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トルコの旅 イスタンブール再々-122007年01月19日 22時48分15秒

今回はイスタンブールの地下のお話。

スルタンアフメット地区はブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿や様々な博物館と旧市街でも特に名所の集まる場所です。
そしてここの地下にも名所があるんです。
そこが「地下宮殿」
地下宮殿なんてご大層な名前は付いていますが、本当の所は貯水池。
とはいってもビサンチン時代ですからかれこれ1500年ほど前のもの。
しかも結構立派なつくりをしています。



見事な大理石の円柱とビサンチン式?の柱頭が本当に立派です。
いろんな戦乱のドサクサに忘れられ、再発見されたのは比較的近代です。
このため地下宮殿なんて名称になったのでしょうね
まあ再発見とはいっても、この貯水池の上に住んでいる住人の中にはこの水を汲んで生活用水にしていたそうです。



貯水池跡とはいっても今は水は少なくなっています。
上から見て底が見える程度に水が張られています。
良く見ると白い魚を見つけることが出来るのですが、これが元からの在来の魚なのか後から持ってきたものなのかは不明。

真っ白な姿はこの地下の貯水池には良く似合っています。
(写真はブレブレで撮れませんでした)



この地下宮殿を有名な観光名所にしているものの一つにこれがあります。
わかりますか?
ギリシャ神話に出てくる「メデューサ(メドゥーサ)」の頭です。
その瞳に睨まれると石と化してしまうといわれたアレです。
見事なことに蛇の髪の毛もきちんと彫りこまれています。




メデューサの像はもう一体あってこちらは横向きになっています。
どちらの像も円柱の根元の基礎石のように用いられています。
像を逆さや横にしているということは封魔の意味なんでしょうか?
本当のところの意図はわかりませんが・・・

しかしこのメデューサ、本当はゴルゴン三姉妹の末妹にして絶世の美女。
これに惚れた海神ポセイドンに求愛されたのだが、怒った女神アテナに呪いをかけられ醜い化け物にされてしまったという話。
しかもアテナにそそのかされたペルセウスによって首を落とされて殺されてしうまう。
その首はアテナに送られて彼女の盾を飾り、これがいわゆるイージスの盾という話も。

まあギリシャ神話には様々ありますのでメデューサについても諸説あったりします。
でも、ローマ時代の遺跡めぐりをするなら、ギリシャ神話を忍ばせておくことを勧めます。
下手な観光ガイドより面白い観光が多分出来ますよ。



こちらは涙目紋の彫られた円柱。
他にもいろんな紋様があるようです。



この地下宮殿にはカフェも付属していますし、暑い夏場でも地下は結構涼しく回りやすい観光名所です。
結構幻想的で楽しめますよ。



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トルコの旅 イスタンブール再々-112007年01月18日 14時18分55秒

今回は観光施設ではなく街の風景をお送りします。

イスタンブールの新市街の中心地がタクシム広場です。
新市街方面に行く場合、バスの乗継やら乗り合いタクシーへの乗継やらで何かと通る機会の多い広場です。
実はここを起点にものすごく小さな路面電車が走っています。



せっかくだから一回位は乗っておこうと思い乗り場に向かいましたがあまりの混雑に乗車を頓挫。
まあ、まだイスタンブール滞在も長いので次回にて、徒歩で旧市街に向かうことに。



イスタンブールでもここまで雪が積もるのは珍しいのか、タクシム広場では多くの子供たちが雪遊びに興じていました。

不思議なのは比較的男の子が少なく、女の子が多かったこと。
たぶん見間違いではないと思うのですが・・・・・
男の子は年少の子が少しいたぐらいでしょうか?



本当に雪だるま作りは万国共通ですね。
一生懸命作っていました。



タクシム広場から徒歩で帰る途中に「タクシム広場行き」の路面電車とすれ違いました。
そしたら空いてやんの。
乗ろうかな?と思ったのですが、またタクシム広場に戻るのもなんなので次回に繰越。

結局、これが仇をなして次回はありませんでした。
ビザ取りをアンカラですることになってタクシムに向かうことはなく結局この路面電車には乗らずじまいでした。
一期一会ではありませんが、結構タイミングは大事ですね。




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トルコの旅 イスタンブール再々-102007年01月15日 20時14分09秒

まだまだトルコ・イスラム美術博物館の紹介は続きます。

ちなみに、博物館に入ってからこの辺りで既に2時間を過ぎているんですが誰一人見学者に会うことなし。
オフシーズンとはいえ・・・・・展示品独占状態が続いています。




まずは“コーラン”の写本。
金箔押しの装丁が美しいです。
見てもわかるもんじゃありませんが、大切なものだからこその贅の極致です。



こっちは思わず「もってかえりてえ!」と思ったイズニックタイル。
しかもモチーフはカアバ神殿。
イスラム最高にして最大の聖地マッカ(メッカ)にあるカアバ神殿を模した物のようです。
まあマッカへはイスラム教に改宗してかなりの順番をまたない限り行けるもんではありませんが、長くイスラム圏を旅したことのある旅人にはやはり憧れの地です。



こっちは広い体育館のようなホールに所狭しと並べられた絨毯や銀細工などなど。
もうあまりにいろんなものがあって目移りします。



これだけ色々な絨毯が有ると本当に勉強になります。
トルコ旅行で絨毯やキリムをお土産に買う人は絶対にこの博物館に来たほうがいいですよ。
少なくともどんなカーペットが良い物かはわかりますから。

けっこう観光でいらした人の中にはとんでもない粗悪品をとんでもない高価な金額で購入しているケースが目に付きます。
こういう博物館で目を鍛えれば粗悪品をつかむことだけはなくなりますから是非見ましょう。

まあ、相場はここでは勉強できませんが・・・



ここで初めて他の観光客に会いました。
(正確には他の観光客に追いつかれました)
日本のツアー日程では
ブルーモスク、アヤソフィア、トルコイスラム博物館、地下宮殿、トプカプ宮殿を一日で回りきるなんてツアーもありました・・・
折角トルコまで来たのにあまり急いでもネエという気がしますが、どうでしょう。

観光名所より土産物屋の滞在時間が最も長かった、なんて笑えないツアーもあるようですし。



二階のテラスから見えるピポドゥロームのオベリスクとブルーモスク。
このオべりクスにはヒエログリフが刻まれており、どうやら遠い昔にエジプトからパクッた物のようです。
(トルコではなくローマ帝国の時代でしょうが・・・)

4時間ちかくアンティークを堪能して博物館を後にします。
とてもじゃありませんが、この後もう一箇所観光に行こうなんて気になる筈ありません。

私には日本のツアー旅行は無理です、ハイ。
そんな感じで私の観光の基本は一日一箇所です。


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トルコの旅 イスタンブール再々-92007年01月14日 19時28分23秒

さてトルコ・イスラーム美術博物館の紹介です。
トラム(路面電車)のスルタンアフメット駅の目の前、裁判所とブルーモスクという絶好のロケーションにありながらなぜか人の少ないこの博物館。

まあ、いでたちが地味なので気付かない&見つけられなかったなどという話もあったり?



確かに地味です。
でも案内板も結構あるんで迷うことは無いと思うのですが・・・

非常に地味なんですが収蔵物は結構すごいです。
まあ、いろんなものもがあるのですが特に絨毯のコレクションは一見の価値あり。
下手すりゃブルーモスクの側にある絨毯博物館よりも上かもしれません。



こいつは“キリム”だったかな?
“キリム”はトルコの平織りの織物です。
絨毯とは異なり、起毛させていません。
絨毯は縦糸に毛を結んでいき、起毛させています)
値段も絨毯に比べればかなり庶民的。
つくりが大まかで小さなものなら数千円のおみやげ物価格で入手が可能。
まあこれも良いものになると数十万円もざらになりますが・・・
日本で買うと絨毯でもキリムでも、現地価格の最低3~5倍ぐらいにはなるようです。



こちらは絨毯。
モスクで使われていたようで下辺は擦り切れています。
古いモスクの絨毯は地元の有力者から寄進されたものが殆どなので良いものが多いです。



こっちは細工物。
寄木細工に螺鈿を組み合わせて作られたチェストです。
木目の方向まで配慮された逸品です。
他にも銀細工など涎もんのお宝が山ほど収蔵されています。

お宝というとトプカプ宮殿の宝物館の収容物を思い出しますが、あれは宝石などきらびやかな感じで、こっちは職人の腕の世界の感じ。
個人的にはこっちの方が腦汁が出る感じですな。



これはカリグラフィーのアルバム。
西洋書道と訳されることの多いカリグラフィーですが、イスラーム社会の方が先に行われていたという人もいます。
偶像崇拝の禁じられたイスラム教では人物画などはご法度。
このため、コーランの一説などを美しく書き上げ、絵画的に飾るというのは一般的にもよく行われていたようです。

イスタンブールの土産物屋を巡れば“スーフィーを踊る人物に似せて書かれたカリグラフィーを多く見ることが出来ます。



こちらは美しい装飾のなされたドア。
モスクの出入り口だったか何か、忘れました。


まだまだありますが、続きは次回に



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トルコの旅 イスタンブール再々-82007年01月09日 15時05分18秒

アヤソフィアの内部に入ると結構びっくりします。
なんと言うのかともかく巨大なドームの中にキリスト教的な要素とイスラム的な要素が入り混じった感じです。
大ドームの内部を取り囲むかのように6方に円盤が掲げられています。



言い方は悪いですが、本当に間に合わせで後から付けられたのがはっきりわかる感じのする円板です。
これには神の御名、預言者ムハマンド、と4人のカリーフの名が刻まれています。





別の方向(ドーム入り口の反対側)には半円のドームがあり、こちらにはモザイクが残っています。
ちょっとこの写真では見にくいのでアップにしてみると・・・




こんな感じで聖母子が描かれているのがわかります。
もっとアップにすると・・・



なんとなくモザイクの粒粒が見えますでしょうか?
ちょっとノイズ処理をした関係で画像のシャープネスが低下してわかりにくいかもしれません。
まあ見上げるはるか先にあるものですが見事なものです。
この右手側には大天使ガブリエルのモザイクも残っています。


 
こちらはキリストと女帝ゾエ夫妻のモザイク。
このアヤソフィアの建立にも政治というか支配者の思惑が重なっていたことを感じさせられるモザイクです。

結構見所の多いアヤソフィアですが、広い上に博物館に順路の指示があまり出ていないため下手をすると見逃すものも出てきてしまいます。
ガイドを雇うなり、ガイドブックを用いないと後で公開することも・・・
ちなみに私は、出る直前に暇なガイドと話をして見逃しに気付きました。

貧乏旅行もいいけど遺跡を見るときはきちんとガイドなり下準備をしたほうがいいように感じます。
まあ、いまさらですけどね。

次はイスラム芸術が集まっているのに人の少ない「トルコ・イスラム美術博物館」の予定。



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トルコの旅 イスタンブール再々-72007年01月08日 12時21分10秒

スルタンアフメットジャミイを出ると正面に見えるのが“アヤソフィア”です。



ともに一時期はモスクとして使用されてい両者ですが、歴史的に見ると全く対極にあるともいえます。



こっちは別の日に撮影したスルタンアフメットジャミイ。
雪の中に佇むさまはまさに“ブルーモスク”という別称にふさわしいです。



さて振り返ってアヤソフィアですが、この建造物が最もブルーモスクと異なるのはもとからのモスクではないという点です。
ブルーモスクはスルタンアフメットの命で立てられた生粋のモスクであるのに対してアヤソフィアは違うのです。
アヤソフィアの本来の名前は“ハギア・ソフィア”。
もともとはギリシャ正教の大本山として立てられた建物なのです。
もともとの協会は西暦360年に建てられましたが消失を繰り返し、現在残っているのは西暦540年代に立てられたものです。
この大きなドームは当時最大の建物だったそうです。
1453年のコンスタンティノープル陥落(今のイスタンブール)により、キリスト教圏からイスラム教圏へ変わり、教会ではなくモスクとして用いられるようになりました。

20世紀の調査により漆喰の下にキリストや聖母のモザイクが見つかって以降、修復・復元作業を経て現在は博物館となっています。

このように元はキリスト教の教会をモスクにした例はいろんな地域で見ることが出来ます。
シリアにあるウマイヤド・モスクはイスラム第4の聖地であり、元は聖ヨハネ教会です。
ボスラ遺跡にもそんなものが有った気がします。
島国日本では思いもつかないような奪い奪われる歴史がここにはあります。
 
次はアヤソフィアの内部を紹介

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トルコの旅 イスタンブール再々-62007年01月07日 00時20分31秒

トルコといえばイスラム教。
イスラム教の寺社のことをモスクといいます。
トルコ語ではジャミイ、これを少しだけご紹介。
(すでに紹介している部分もありますが気にせずに進めます)



写真がブルーモスク。
ブルーモスクという名称は通称で本当はスルタンアフメットジャミイといいます。
つまりはスルタンアフメットの作ったモスクということです。

写真を見ていただくとわかるでしょうが、このモスクの特徴は6本の尖塔(ミッナーレ)をいだく事です。
尖塔(ミッナーレ)を持つモスク自体は数多くありますが6本というのは世界的にも珍しいそうです。
オスマン様式の美しいジャミイです。

“スルタン=王”の命によって作られただけあって中もものすごいです。



モスクの内側は巨大な空間が広がっています。
そして広がる美しい造形物。
ステンドグラスに高い天井よりつるされたシャンデリア。



写真の端に写っているのがこの建物を支える円柱です。
ちょっと見には壁にしか見えないような巨大な円柱は直径が5m近くあり、この巨大なモスクの天井を支えています。



観光客といっても雪の積るこの天気では多くてもこの程度。
冬の季節は観光客も少なく、美しい造形を誰に邪魔されることなく長時間身続けることが可能です。
夏場だと観光客が多くあまりゆっくりと見れる感じではないのですが冬はいいですよ。
ただし、相当の防寒装備をしないと夏よりも滞在可能時間が短くなることも・・・

ともかくゆっくり楽しんで欲しいこのジャミイの紹介はもう少し続くかも?


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ハッジ(大巡礼)始まる2006年12月29日 21時04分46秒

今年もイスラム教徒にとっても最も大切な行事であるハッジ(大巡礼)が聖地メッカで始まったようです。

巡礼月(イスラーム暦の12月)の8日に始まるの巡礼を最も特徴付けるものとしてイフラームと呼ばれる衣装があります。
イフラームは2枚の白い布で出来た衣装で、大巡礼に参加するすべての男性信者はこれを着用します。
「神の前においては皆等しく平等である」
を体現する衣装であるため、一切の装飾品の着用は許されていません。

現地時間の12月28日に始まった大巡礼はメッカから近くの町のミナーへ移動し、アラファト山へ登り日没を待つ。
その後、ムズダリファを経てミナーへ戻り、巡礼月の10日にはジャマラートの投石の儀式を行う。
この後に犠牲の供物をささげるのですが、これが実は以前紹介した犠牲祭なんです。
 犠牲祭の様子→”犠牲祭1”    ”犠牲祭2”

今年の犠牲祭はサウジアラビア政府の発表では12月30日。
この年末は私の旅した彼の地もにぎやかな年末になるようです。

ちなみにこのハッジ(大巡礼)毎年200万人近くの人が訪れるそうですが、参加しているのは希望者のうち極僅かの人たちのみ。
行こうと思っても大体7~8年は待たなくてはならないようです。
ちなみに聖地メッカは街自体が聖地のため外国人は巡礼ビザを持っていないとカアバ神殿はおろか街のそばにも寄れないそうです。
もちろん巡礼ビザはイスラム教徒オンリー。
一般的な日本人には遠い遠い話です。


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メッカ→ 本当は→ マッカ?→