小沢前代表の出馬は“青おに”の反乱?2010年08月30日 10時27分49秒

イスラム旅行記も治療院も鍼灸も離れたおはなし

治療院では今のところ新聞は取っていません
でも新聞関連のニュースはチェックしたいというのもあってシェアウエアのソフト「新聞つんどく」を利用してネット上のニュースをチェックしています

このソフト5大新聞にNHKや英字新聞のニュースの表示が可能です
さらに関連ニュースの表示も可能(有償機能)で同じニュースの新聞社ごとの記事の違い等の確認に便利です
とは言っても全記事の確認はあまりにも膨大で難しいので、気になったものだけのチェックになってしまいます

唯一必ず読むのが各社の社説コラム
これは各社のエース級の記者が投入されるケースが多く読み応えが有ります

8月27日付の産経新聞の社説コラム産経紗に面白いコラムが載っていました

民主党代表戦の小沢一郎前幹事長の出馬の話についてのコラムですが比喩に「泣いた赤おに」という童話を用いています

以下に産経紗の記事を引用

【産経抄】8月27日 2010.8.27 03:16 このニュースのトピックス:産経抄  9月の民主党代表選は「赤と黒」の戦いだと、先日書いた。小沢一郎前幹事長出馬のニュースを聞いて、とうとう小沢氏は「青おに」になれなかったな、との思いも強くする。  ▼浜田廣介の名作童話『泣いた赤おに』に出てくるあの「青おに」である。村人と友達になりたいという「赤おに」に、親友の「青おに」が知恵を授ける。村で大暴れするぼくを殴れ。そうすれば、きみは村人の信頼を得られる、と。  ▼「きみにすまない」という「赤おに」を諭す、「青おに」のセリフがすばらしい。「なにか、ひとつの、めぼしいことをやりとげるには…だれかが、ぎせいに、身がわりに、なるのでなくちゃ、できないさ。」。今でもこの童話が、道徳の授業で使われる所以(ゆえん)だ。  ▼6月の政変で勝利した菅直人首相は、「脱小沢」を打ち出し、世論の支持を得た。小沢氏が今回の代表選でもそれを受け入れ、敵役を演じれば、民主党政権は安泰だったはずだ。もっともそれが、日本にとって望ましいかどうかは別問題。首相は就任以来、日韓併合をめぐる「菅談話」などろくなことをしていない。  ▼そもそも「ぎせい」という言葉が、小沢氏の辞書になかった。今の政治経済のありようにご不満のようだが、出馬の本当の理由は、自らの政治生命を守るため、との見方がもっぱらだ。首相になれば、政治とカネの問題での訴追がなくなるとの指摘もある。とすれば、まったくの「私闘」といえる。  ▼ともかく「赤おに」と「青おに」の血みどろの戦いは、村人=国民にとっては大迷惑だ。この間に円高株安が進み、日本の国際的な地位の低下も続く。どちらが勝っても、もう「おに」はこりごりということではないか。


“小沢前代表は「青おに」になれなかった”としていますがそうでしょうか
一概にそうとは言えないような気がします
小沢前代表の出馬表明以降の世論調査では内閣支持率が有意に上昇しています
解り切ったことですがこれは菅直人総理の実績じゃあないですよね

小沢前代表が“青おに”という悪役をやっているからこそとも言えますよね
もしも菅直人代表が再任された場合、比較的高い支持率で内閣の運営を始められるとも考えられるわけです


民主党が野党で小沢代表ころ、自民党との大連立の話が有りました
小沢代表が党に持ち帰ったら大ブーイングで結局ホゴになったわけです

これに関して面白い話を政治に関わっている知り合いに聞きました

この一連の騒動は
「小沢代表は大連立によって民主議員を入閣させて各省庁の一次情報(生情報)を得ようとしたのではないか」
と考えた記者がいたそうです

国会議員とはいえ与党と野党では得られる情報が全く違うそうです
与党には表裏なく得れる情報も野党には聞こえのいい情報しか出されない、そんなことがあるそうです
表裏のない情報が得られれば当時大問題になっていた年金の未記載問題など自民党を打倒できる情報が手に入る
そう考えた上で大連立をのもうとしたのではないかと予測した記者がいたそうです

この記者がそういう考えに至った理由というのがまた面白いんです
「小沢代表は碁を打つ、碁を打つ人間は意味のない手を嫌う」
だから何かしら意味があるとしてこういう考えに至ったそうです
(ちなみに小沢代表はアマ7段とかなり強いそうです)

このことを記者に問われた小沢代表は肯定も否定もせず
「わからないやつには、わからないんだよね」
とのみ話したそうです

この話を聞いたときに“腑に落ちる”という感じで、興奮したのを覚えています


こういったことを踏まえてみると
今回の小沢前代表の代表選出馬は新聞各紙で報道される「追訴忌避」でも「自身の政治家生命の確保」でもない気もします

小沢元代表は本当に“青おに”なのかもしれません

そういう意味では今度の代表戦は非常に楽しみでもあります

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://acupuncture.asablo.jp/blog/2010/08/30/5314794/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。