第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題 午前2007年03月04日 15時37分59秒

第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題 午前の全問題です。
  試験時間は2時間です。


問題1 インフォームド・コンセントについて正しい記述はどれか。
   1 医師のみに適応される
   2 裁判所は採用していない
   3 宗教上の教えである
   4 医療法に定められている

問題2 生活保護で現物支給されるのはどれか。
   1 住宅扶助
   2 医療扶助
   3 教育扶助
   4 生活扶助

問題3 第二次予防はどれか。
   1 休養
   2 禁煙
   3 人間ドック
   4 予防接種

問題4 有酸素運動として用いられないのはどれか。
   1 ウォーキング
   2 ジョギング
   3 ウェイトトレーニング
   4 エアロビクス

問題5 地球温暖化に対する宣言はどれか。
   1 モントリオール議定書
   2 ワシントン条約
   3 ウィーン条約
   4 京都議定書

問題6 疾病と公害の組み合わせで正しいのはどれか。
   1 イタイイタイ病    地盤沈下
   2 川崎病       大気汚染
   3 水俣病       水質汚濁
   4 中皮腫       土壌汚染

問題7 作業環境の測定単位で誤っている組み合わせはどれか。
   1 照度        ルクス
   2 湿度        ℃
   3 一酸化炭素   ppm
   4 気積        m3/人

問題8 最近5年間のわが国の死因別死亡率で減少傾向を示しているのはどれか。
   1 脳血管疾患
   2 悪性新生物
   3 心疾患
   4 肺炎

問題9 3類感染症はどれか。
   1 コレラ
   2 腸管出血性大腸菌感染症
   3 ペスト
   4 日本脳炎

問題10 感染症流行での感受性対策はどれか。
   1 予防接種
   2 患者の隔離
   3 患者の家の井戸の消毒
   4 サーベイランス

問題11 生活習慣病はどれか。
   1 エイズ
   2 結核
   3 梅毒
   4 通風

問題12 医療法の肩峰上での根拠はどれか。
   1 職業選択の自由
   2 生存権の保障
   3 勤労の権利および義務
   4 自由権の保障

問題13 保健所の設置を定めている法律はどれか。
   1 健康増進法
   2 地域保険法
   3 母子保健法
   4 老人保健法

問題14 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師。等に関する関する法律で施術所の届出事項でないのはどれか。
   1 開設者の本籍
   2 開設者の住所
   3 開設の場所
   4 名称

問題15 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師。等に関する関する法律で免許の欠格事由はどれか。
   1 20歳に満たないもの
   2 聴力障害の者
   3 外国国籍の者
   4 麻薬中毒の者

問題16 線維軟骨からなるのはどれか。
   1 肋軟骨
   2 耳介軟骨
   3 関節軟骨
   4 関節半月

問題17 鼠径管の壁を構成しないのはどれか。
   1 腸腰筋
   2 外腹斜筋
   3 内腹斜筋
   4 腹横筋

問題18 蝶形骨に見られないのはどれか。
   1 視神経管
   2 上眼窩裂
   3 内耳孔
   4 卵円孔

問題19 肘関節の構成に関与しないのはどれか。
   1 上腕骨小頭
   2 橈骨頭
   3 橈骨切痕
   4 尺骨頭

問題20 踵骨隆起に停止しない筋はどれか。
   1 腓腹筋
   2 ヒラメ筋
   3 足底筋
   4 後脛骨筋

問題21 肩甲骨に停止する筋はどれか。
   1 前鋸筋
   2 肩甲下筋
   3 棘下筋
   4 大円筋

問題22 息をすう際に働く筋はどれか。
   1 腹直筋
   2 外肋間筋
   3 肋下筋
   4 下後巨鋸筋

問題23 縦隔内に存在しない臓器はどれか。
   1 咽頭
   2 食道
   3 気管
   4 心臓

問題24 結腸ひもがみられるのはどれか。
   1 胃
   2 回腸
   3 盲腸
   4 直腸

問題25 子宮について正しい記述はどれか。
   1 子宮は膀胱の前方に位置する
   2 子宮円索は鼠径靱帯の下を通る
   3 子宮の表面の大部分は腹膜に覆われる
   4 子宮筋層は横紋筋である

問題26 泌尿器系について正しい記述はどれか。
   1 右腎は左腎より高い位置にある
   2 膀胱の筋層は横紋筋である
   3 外尿道括約筋は随意筋である
   4 尿管の粘膜は扁平上皮である

問題27 上肢の動脉についてただしい記述はどれか。
   1 上腕動脈は正中神経と併行する
   2 橈骨動脈は腋窩動脈から分岐する
   3 尺骨動脈は手根管を通る
   4 尺骨動脈は深掌動脈弓の主体をなす

問題28 上大静脈に直接注ぐ静脈はどれか。
   1 門脈
   2 奇静脈
   3 肝静脈
   4 肺静脈

問題29 副神経が支配する筋はどれか。
   1 僧帽筋
   2 広背筋
   3 菱形筋
   4 肩甲挙筋

問題30 脊髄神経について誤っている君あわせはどれか。
   1 頚神経   7対
   2 胸神経   12対
   3 腰神経   5対
   4 仙骨神経  5対

問題31 灰白質でできているのはどれか。
   1 内包
   2 視床
   3 大脳脚
   4 脳梁

問題32 大脳の領野と脳葉の組み合わせで正しいのはどれか
   1 体勢感覚野    側頭葉
   2 嗅覚野      前頭葉
   3 視覚野      後頭葉
   4 聴覚野      頭頂葉

問題33 杆状体細胞があるのはどれか。
   1 嗅粘膜
   2 網膜
   3 味蕾
   4 半規管

問題34 体液について正しい記述はどれか。
   1 細胞外より細胞内に多く存在する
   2 細胞外液の大部分は血漿である
   3 カリウムイオンは細胞内液よりも細胞外液に多く存在する
   4 ナトリウムイオンよりもカルシウムイオンを多く含む

問題35 血小板について誤っているも記述はどれか。
   1 直径は2~5μmである
   2 寿命は約10日である
   3 核を持つ
   4 血液凝固に関与する

問題36 肺循環の特徴で誤っているのはどれか。
   1 血流量を一定に調整する機構がある
   2 冠状循環に比べ多くの血液供給を受ける
   3 血中の二酸化炭素の増加により血流量が減少する
   4 毛細血管には血液脳関門がある

問題37 二酸化炭素ガス分圧が最も高いのはどれか。
   1 呼気
   2 動脈血
   3 静脈血
   4 肺胞

問題38 胃腺の細胞と分泌物の組み合わせで誤っているのはどれか。
   1 副細胞    ムチン
   2 壁細胞    塩酸
   3 主細胞    ペプシノゲン
   4 内分泌細胞  セクレチン

問題39 酸化的リン酸化によってATPを産生するものはどれか。
   1 ミトコンドリア
   2 リボソーム
   3 ゴルジ装置
   4 リソソーム

問題40 放熱促進に関与するのはどれか
   1 エクリン腺の活動
   2 カテコールアミンの分泌
   3 骨格筋の収縮
   4 立毛筋の収縮

問題41 腎臓でろ液中の水分が最も多く再吸収される部位はどこか
   1 近位尿細管
   2 ヘレンループ
   3 遠位尿細管
   4 集合管

問題42 視床下部から分泌されるホルモンはどれか
   1 甲状腺刺激ホルモン
   2 プロラクチン
   3 成長ホルモン放出ホルモン
   4 副腎皮質刺激ホルモン

問題43 ステロイドホルモンはどれか。
   1 インスリン
   2 コルチゾール
   3 甲状腺ホルモン
   4 性腺刺激ホルモン

問題44交感神経節前線維週末部から放出される神経伝達物質はどれか
   1 ノルアドレナリン
   2 アセチルコリン
   3 セロトニン
   4 アドレナリン

問題45 骨格筋の収縮について誤っている記述はどれか。
   1 熱を産生する
   2 疲労が起きる
   3 収縮に加重が起きる
   4 心筋よりも不応期が長い

問題46 大脳皮質運動野について誤っている記述はどれか。
   1 前頭葉にある
   2 随意運動に関与する
   3 反対側の身体運動を支配する
   4 巧緻運動をつかさどる領野は狭い

問題47 日内(概日)リズムに関して日中よりも夜間に起きる現象はどれか。
   1 体温の上昇
   2 血圧の上昇
   3 副交感神経活動の亢進
   4 副腎髄質ホルモンの分泌亢進

問題48 皮膚痛覚について誤っている記述はどれか。
   1 受容器は事由神経終末である
   2 Aδ線維は早い痛みを伝える
   3 C線維は局在の不明確な痛みを伝える
   4 順応が起こりやすい

問題49 抗体を産生する細胞はどれか
   1 T細胞
   2 形質細胞
   3 ナチュラルキラー細胞
   4 大食細胞

問題50 局所性疾患に分類されるのはどれか。
   1 敗血症
   2 アミロイドーシス
   3 骨折
   4 糖尿病

問題51 病原因子と疾患の組み合わせで誤っているものはどれか。
   1 クロストリジウム    偽膜性腸炎
   2 プリオン        クロイツフェルトヤコブ病
   3 ヘリコバクターピロリ  胃・十二指腸潰瘍
   4 クラミジア       梅毒

問題52 疾患とホルモンとの組み合わせで誤っているのはどれか。
   1 尿崩症     バゾプレッシン
   2 クッシング病  副腎皮質刺激ホルモン
   3 バセドウ病   甲状腺ホルモン
   4 褐色細胞腫   アルドステロン

問題53 先天異常で染色体異常でないのはどれか。
   1 ダウン症候群
   2 アザラシ肢症
   3 クラインフェルター症候群
   4 ターナー症候群

問題54 腸管の肉芽腫性炎に属するのはどれか。
   1 クローン病
   2 偽膜性大腸炎
   3 潰瘍性大腸炎
   4 細菌性赤痢

問題55 肥大と増殖について誤っている記述はどれか。
   1 肥大は個々の細胞の容積が増す
   2 増殖は個々の細胞の数が増す
   3 労働性肥大は筋組織で起きやすい
   4 代償性肥大は神経組織で起こりやすい

問題56 自己免疫疾患でないのはどれか。
   1 多発性筋炎
   2 橋本病
   3 2型糖尿病
   4 シェーグレン症候群

問題57 聴診で呼吸音が減寂するのはどれか。
   1 肺炎
   2 肺結核
   3 気管支炎
   4 胸水貯留

問題58 徐呼吸が見られるのはどれか。
   1 脳圧亢進
   2 発熱
   3 肺炎
   4 心不全

問題59 意識障害でないのはどれか。
   1 傾眠
   2 昏睡
   3 抑うつ
   4 せん妄

問題60 回転性めまいが見られないものはどれか。
   1 メニエール病
   2 大動脈弁狭窄症
   3 小脳核部腫瘍
   4 前庭神経炎

問題61 ラセーグテストで適切でないのはどれか。
   1 仰臥位で行う
   2 膝を伸展する
   3 患者に自分の下肢を挙上させる
   4 下肢の疼痛発現の有無を確かめる

問題62 末梢性顔面神経麻痺の症状で誤っているのはどれか。
   1 表情筋の左右非対称
   2 兎眼
   3 顔面の感覚障害
   4 味覚障害

問題63 手袋靴下型の感覚障害をきたすのはどれか。
   1 視床出血
   2 多発性神経炎
   3 頚椎椎間板ヘルニア
   4 脊髄空洞症

問題64 病巣と症候の組み合わせで正しいのはどれか。
   1 中脳   舌萎縮
   2 小脳   眼振
   3 延髄   難聴
   4 脊髄前角 感覚障害

問題65 貧血の症状でないのはどれか。
   1 動悸
   2 息切れ
   3 易疲労性
   4 顔面紅潮

問題66 出血傾向の原因でないのはどれか。
   1 血糖値の異常
   2 血小板の異常
   3 血液凝固因子の異常
   4 血管壁の異常

問題67 症候と疾患の組み合わせで正しいのはどれか。
   1 ランツ点の圧痛    胃潰瘍
   2 ブルンベルク徴候   腹腔内腫瘍
   3 腹水         肝硬変
   4 蠕動不隠       麻痺性イレウス

問題68 臍部から放射状に走る腹壁静脈怒張をきたすのはどれか。
   1 肝硬変
   2 下大静脈血栓症
   3 臍ヘルニア
   4 急性膵炎

問題69 甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。
   1 四肢麻痺
   2 便秘
   3 頻脈
   4 発汗過多

問題70 原発性副甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。
   1 色素沈着
   2 テタニー
   3 筋力低下
   4 白内障

問題71 糖尿病性神経障害で見られるのはどれか
   1 振動覚低下
   2 ブルジンスキー徴候
   3 バビンスキー反射
   4 筋強剛

次の文で示す症例について、問題72、問題72の問の答えよ。
「48歳の女性。1年まえから月経量が増え、労作時に息切れするようになった。手術歴はない。眼瞼結膜は蒼白である。出血傾向、黄疸、浮腫はない。」
問題72 最も見られる所見はどれか。
   1 手掌紅斑
   2 ばち指
   3 スプーン状爪
   4 くも状血管腫

問題73 最も考えられる疾患はどれか。
   1 再生不良性貧血
   2 鉄欠乏性貧血
   3 溶血性貧血
   4 悪性貧血

次の文で示す症例について、問題74、問題75の問の答えよ。
「60歳の女性。生来健康で病気や外傷の既往はない。3ヶ月前から右膝の疼痛と腫脹に気付く。膝の完全屈曲がやや困難。」
問題74 最も起こりにくいのはどれか。
   1 歩行開始時の疼痛
   2 膝蓋跳動
   3 膝関節の内反変形
   4 下肢の脚長差

問題75 この患者への指導で誤っているのはどれか。
   1 等尺性収縮訓練による大腿部の筋力強化
   2 正座訓練による関節可動域の改善
   3 膝サポーターの装用
   4 体重のコントロール





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イタイイタイ病は日本で起きた公害病のひとつで、カドミウムが原因で激痛をともなう症状の骨の病気であり、現在でも被害者が出ています。また中国でも発生した事例があります。訴訟裁判や、患者に対する対策など様々な議論を呼んだイタイイタイ病を知るサイトです。

_ イタイイタイ病を風化させない訴え - 2008年01月22日 17時58分26秒

イタイイタイ病は教科書で学んだと思います。原因は公害による症状ですが時代が進んでも風化させないため記事を掲載します。