第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題 午後 ― 2007年03月04日 15時40分36秒
第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題 午後の全問題です。
試験時間は2時間です。
問題76 肩関節周囲炎について適切でない記述はどれか。
1 加齢による退行性病変性に起因する
2 更衣動作が困難となる
3 ヤーガソンテストが陽性となる
4 痛みがなくなるまで三角筋で安静を保つ
問題77 骨粗しょう症について誤っているのはどれか。
1 骨量は正常である
2 クッシング症候群に合併する
3 脊椎圧迫骨折が起こる
4 管状骨では皮質骨が菲薄となる
問題78 筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか
1 母指球筋の萎縮
2 筋線維束性れん縮
3 膀胱直腸障害
4 深部腱反射亢進
問題79視神経障害による視力低下をきたすのはどれか。
1 白内障
2 眼精疲労
3 角膜炎
4 緑内障
問題80 疾患と症状の組み合わせで正しいのはどれか。
1 神経性食思不振症 無月経
2 統合失調症 せん妄
3 神経症 幻聴
4 うつ病 自我障害
問題81 鉄欠乏性貧血をきたさないのはどれか。
1 胃切除後
2 子宮筋腫
3 高脂血症
4 痔核
問題82 関節リウマチで誤っている記述はどれか。
1 朝のこわばりがみられる
2 発症は女性に多い
3 発症は20~40歳代に多い
4 多発性の化膿性関節炎がみられる
問題83 疾患と症状のくみあわせっで正しいのはどれか。
1 関節リウマチ 日光過敏症
2 皮膚筋炎 蝶形紅斑
3 強皮症 レイノー現象
4 ベーチェット病 スワンネック変形
問題84 全身性エリトマトーデスについて正しい記述はどれか。
1 女性に多い
2 50~60歳代に好発する
3 原因はブドウ球菌の感染である
4 皮膚の硬化が特徴である
問題85 慢性腎不全の血液検査で高値を示さないのはどれか。
1 カリウム
2 クレアチニン
3 ヘモグロビン
4 リン
問題86 慢性閉塞性肺疾患はどれか。
1 肺結核
2 肺気腫
3 肺線維症
4 マイコプラズマ肺炎
問題87 気管支喘息について正しい記述はどれか。
1 アレルギー性では1型が関与する
2 発作は夜間より日中が多い
3 吸気の延長がみられる
4 治癒率が高い疾患である
問題88 多量の飲酒後、激しい心窩部痛と血中アミラーゼの上昇が見られた。最も考えられる疾患はどれか。
1 イレウス
2 胃潰瘍
3 急性胆嚢炎
4 急性膵炎
問題89 肝硬変で増加するのはどれか。
1 末梢血小板数
2 血清γ-グロブリン値
3 血清アルブミン値
4 血清総コレステロール値
問題90 細菌性食中毒で球麻痺症状を起こすのはどれか。
1 サルモネラ属
2 ボツリヌス菌
3 腸炎ビブリオ
4 カンピロバクター
問題91 障害分類における参加の制約(社会的不利)の評価項目として誤っているのはどれか。
1 経済状態
2 家族構成
3 家屋構造
4 家事動作
問題92 右大殿筋の徒手筋力テストの際、3以上の場合に検査時の体位で正しいのはどれか。
1 背臥位
2 腹臥位
3 右側臥位
4 左側臥位
問題93 運動療法の効果で誤っているのはどれか。
1 最大酸素摂取量の増加
2 収縮期血圧の低下
3 腎機能の改善
4 糖代謝の改善
問題94 マイクロウェーブ(極超短波)の禁忌とされるのはどれか。
1 人工透析患者
2 肝不全患者
3 慢性呼吸器不全患者
4 心臓ペースメーカー患者
問題95 廃用症候群に含まれないのはどれか
1 胆石
2 骨萎縮
3 起立性低血圧
4 沈下性肺炎
問題96 下肢の筋緊張が増強するのはどれか。
1 腰部脊柱管狭窄症
2 坐骨神経麻痺
3 胸髄損傷
4 ポリオ
問題97 突進歩行がみられるのはどれか
1 パーキンソン病
2 先天性股関節脱臼
3 腰椎椎間板ヘルニア
4 進行性筋ジストロフィー
問題98 ブルンストロームステージで「痙性が高度であり、随意的な共同運動は十分にできるが分離運動はできない。」のはどれか
1 ステージⅡ
2 ステージⅢ
3 ステージⅣ
4 ステージⅤ
問題99 C6完全損傷(第6頚髄節残存)について正しい記述はどれか。
1 手関節背屈筋力は正常である
2 乳等周囲の感覚は傷害されていない
3 セルフケアは全介助である
4 杖と下肢装具を用いて歩行できる
問題100 コッドマン体操を行う際の正しい記述はどれか。
1 直立姿勢で行う
2 片側ずつ実施する
3 体操前に肩をクーリングする
4 おもりはできるだけ重いものを用いる
問題101 陽に属するのはどれか。
1 女
2 臓
3 左
4 血
問題102 腎が開竅するのはどれか。
1 目
2 口
3 鼻
4 耳
問題103 肺の生理作用はどれか
1 疏泄作用
2 昇清作用
3 納気作用
4 宣発(宣散)作用
問題104 脾について誤っているのはどれか
1 水穀の精微を吸収する
2 精神活動の中心である
3 肌肉を主る
4 血を脈内に留める
問題105 津液や血の形成にかかわる気の作用はどれか。
1 温煦作用
2 気化作用
3 推動作用
4 固摂作用
問題106 外因はどれか
1 七情
2 外傷
3 疫癘
4 労倦
問題107 問診事項はどれか。
1 脈
2 体臭
3 表情
4 睡眠
問題108 肝の病証でみられないのはどれか。
1 頭痛
2 めまい
3 浮腫
4 目のかすみ
問題109 次の文で示す経脈病証はどれか。
「咽頭・喉頭に炎症があり、耳鳴りがする。汗をよくかき薬指がしびれる。」
1 小腸経
2 三焦経
3 大腸経
4 心包経
問題110 次の文で示す腹証はどれか。
「季肋下部に充満感があり、肋骨弓の下縁に指を入れようとすると抵抗、圧痛がある。」
1 胸脇苦満
2 心下痞硬
3 小腹不仁
4 小腹急結
問題111 胸部正中から外方に4寸を走る経脈はどれか。
1 胃経
2 腎経
3 脾経
4 胆経
問題112 肝経の流注に沿った皮膚の知覚を支配しない神経はどれか。
1 伏在神経
2 深腓骨神経
3 閉鎖神経
4 肋間神経
問題113臍の高さにない経穴はどれか。
1 大横
2 肓兪
3 天枢
4 梁門
問題114 原穴で手関節橈側にとるのはどれか
1 太淵
2 腕骨
3 大陵
4 神門
問題115 経穴の取穴部位で誤っているのはどれか。
1 臑会は肩峰外端の下方3寸で、三角筋停止部の後縁に取る
2 肩髃は上腕を前方挙上し、肩峰外端の後ろにできる陥凹部にとる
3 肩外兪は陶道の外方3寸で、肩甲骨上角の直上にとる
4 雲門は烏口突起内側で、正中線の外方6寸にとる
問題116 手の陰経に所属する経穴はどれか
1 曲池
2 支正
3 少海
4 少沢
問題117 骨度法で前正中線から最も離れている経穴はどれか
1 頭維
2 人迎
3 缺盆
4 天枢
問題118 手関節の上方3寸の高さに取る経穴はどれか
1 通里
2 列缺
3 外関
4 偏歴
問題119 次の文で示す患者の病証で治療対象となる経脈はどれか。
「咳、喘鳴、胸が満ちた感じがあり、前腕前面橈側に冷えと痛みを伴う。」
1 手の太陽経
2 手の少陽経
3 手の太陰経
4 手の厥陰経
問題120 側頭部の頭痛に対し經絡の流注から施術対象となるのはどれか。
1 手の陽明経
2 手の厥陰経
3 足の少陽経
4 足の太陰経
問題121 三叉神経第二枝痛に対し、局所治療穴として適切なのはどれか。
1 四白
2 攅竹
3 大迎
4 翳風
問題122 肩関節を外旋すると棘下部に痛みが出現する場合、経絡の流注から施術対象となるのはどれか。
1 太陽経
2 小腸経
3 肺経
4 心経
問題123 施術対象となる頭痛はどれか。
1 高熱を伴うもの
2 うっ血乳頭を伴うもの
3 項部硬直を伴うもの
4 閃輝暗点を伴うもの
問題124 次の文で示す患者で傷害されている神経への局所治療穴で適切なのはどれか。
「60歳女性。左口角が下がり、鼻唇溝が浅い、口笛がふけない。」
1 百会
2 天柱
3 翳風
4 風池
問題125 橈骨神経傷害で施術対象となる罹患筋はどれか。
1 指伸筋
2 円回内筋
3 尺側手根屈筋
4 長掌筋
問題126 板状筋のこりに対する局所施術部位として適切なのはどれか。
1 側頭部
2 後頭部
3 棘下部
4 肩甲骨内縁
問題127 関節リウマチの頚部痛の治療で用いてはならないのはどれか。
1 温熱
2 低周波
3 マッサージ
4 矯正
問題128 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組み合わせで適切でないのはどれか。
1 ジャクソンテスト陽性 頚部
2 アドソンテスト陽性 肩関節部
3 ヤーガソンテスト陽性 上腕部
4 トムゼンテスト陽性 前腕部
問題129 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。
「60歳男性。3ヶ月前から間歇跛行が出現。ケンプ徴候陽性。足背動脈および後脛骨動脈の拍動は触知可能。」
1 腰部
2 腹部
3 大腿部
4 下腿部
問題130 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。
「20歳の女性。殿部から下腿後側にかけて放散痛がある。股関節・膝関節屈曲位で他動的に股関節を内転・内旋すると症状が出現する。」
1 上前腸骨棘と上後腸骨棘との中央
2 上後腸骨棘と大転子との中央
3 上前腸骨棘と大転子との中央
4 坐骨結節と尾骨先端との中央
問題131 次の文で示す患者について、最も強化すべき筋はどれか。
「62歳の女性。3年前から左膝前面に痛みを自覚、歩行時に膝折れが見られる。」
1 大腿四頭筋
2 大腿二頭筋
3 大体筋膜張筋
4 縫工筋
問題132 ラセーグテスト陽性の場合、徒手による神経伸展法の対象となる神経はどれか。
1 上殿神経
2 下殿神経
3 大腿神経
4 坐骨神経
問題133 下腿三頭筋のストレッチングを行う場合、足関節の運動方向として最も適切なのはどれか。
1 屈曲(底屈)
2 伸展(背屈)
3 内がえし
4 外がえし
問題134 足関節捻挫の局所への応急処置として適切でないのはどれか。
1 包帯で圧迫する
2 氷のうで冷やす
3 心臓より低い位置に保つ
4 安静にする
胸膈出口症候群について問題135、問題136の問に答えよ。
問題135 橈骨動脈の拍動を指標とする理学検査で適切でないのはどれか。
1 アレンテスト
2 エデンテスト
3 モーリーテスト
4 ライトテスト
問題136 罹患部への局所施術として適切でない筋はどれか。
1 斜角筋
2 鎖骨下筋
3 小胸筋
4 棘下筋
次の文で示す患者について、問題137、問題138の問に答えよ。
「64歳の男性。発作性の呼吸困難と喘鳴を伴う。呼吸機能検査では1秒率が低く、血中IgE値が高い。イヌの毛で誘発される。」
問題137 疾患の増悪時にみられる呼吸はどれか。
1 吸気性呼吸困難
2 起座呼吸
3 下顎呼吸
4 喘ぎ呼吸
問題138 非発作時において呼吸困難に対するマッサージで施術対象にならないのはどれか
1 胸鎖乳突筋
2 斜角筋
3 棘上筋
4 大胸筋
次の文で示す患者について、問題139、問題140の問に答えよ。
「45歳の男性。身長160cm、体重70kg。職場の健診で中性脂肪、コレステロールの高値とともに肥満を指摘された。運動と食事についての指導が行われた。
問題139 患者のおおよそのBMIはどれか。
1 19
2 21
3 24
4 27
問題140 肥満を改善するための運動で適切でないのはどれか。
1 50メートルダッシュを10回
2 ジョギングを30分間する
3 速歩で30分間歩く
4 自転車こぎを30分間する
問題141曲手のうち肩背部に行う手技はどれか。
1 かみなり手
2 耳鐘の術
3 横手
4 柳手
問題142 脱臼しやすい患者への施術で注意を要する手技はどれか。
1 調摩の術
2 解釈の術
3 利関の術
4 骨分の術
問題143 下腿の浮腫を改善するのに最も適したマッサージの手技はどれか。
1 揉捏法
2 軽擦法
3 叩打法
4 振せん法
問題144 病状と手技の組み合わせで適切でないのはどれか。
1 神経痛 持続圧迫法
2 片麻痺 他動運動法
3 肩こり 母指揉捏法
4 顔面神経麻痺 指髁(シカ)軽擦法
問題145 指圧の基本圧法に含まれないのはどれか。
1 間歇圧迫法
2 緩圧法
3 衝圧法
4 吸引圧法
問題146 アイシングの直接的な作用として適切でないのはどれか。
1 新陳代謝の促進
2 消炎
3 鎮痛
4 血管の収縮
問題147 あん摩の基本手技と受容器の組み合わせで適切でないのはどれか。
1 叩打法 マイスナー小体
2 圧迫法 メルケル板
3 揉捏法 ルフィニ終末
4 振せん法 高閾値機械受容器
問題148 マッサージによるそうかい感をもたらす脳内物質として適切なのはどれか。
1 ヒスタミン
2 サブスタンスP
3 ブラジキニン
4 ドパミン
問題149 肩こりに対する温熱療法が筋緊張を改善する機序として適切でないのはどれか。
1 筋血流量の増加
2 局所発痛物質の除去
3 α運動ニューロンの興奮
4 筋紡錘の感受性低下
問題150 ホメオスタシスに最も関係が深い中枢はどれか。
1 視床
2 視床下部
3 大脳基底核
4 脳幹網様体
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問題76 肩関節周囲炎について適切でない記述はどれか。
1 加齢による退行性病変性に起因する
2 更衣動作が困難となる
3 ヤーガソンテストが陽性となる
4 痛みがなくなるまで三角筋で安静を保つ
問題77 骨粗しょう症について誤っているのはどれか。
1 骨量は正常である
2 クッシング症候群に合併する
3 脊椎圧迫骨折が起こる
4 管状骨では皮質骨が菲薄となる
問題78 筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか
1 母指球筋の萎縮
2 筋線維束性れん縮
3 膀胱直腸障害
4 深部腱反射亢進
問題79視神経障害による視力低下をきたすのはどれか。
1 白内障
2 眼精疲労
3 角膜炎
4 緑内障
問題80 疾患と症状の組み合わせで正しいのはどれか。
1 神経性食思不振症 無月経
2 統合失調症 せん妄
3 神経症 幻聴
4 うつ病 自我障害
問題81 鉄欠乏性貧血をきたさないのはどれか。
1 胃切除後
2 子宮筋腫
3 高脂血症
4 痔核
問題82 関節リウマチで誤っている記述はどれか。
1 朝のこわばりがみられる
2 発症は女性に多い
3 発症は20~40歳代に多い
4 多発性の化膿性関節炎がみられる
問題83 疾患と症状のくみあわせっで正しいのはどれか。
1 関節リウマチ 日光過敏症
2 皮膚筋炎 蝶形紅斑
3 強皮症 レイノー現象
4 ベーチェット病 スワンネック変形
問題84 全身性エリトマトーデスについて正しい記述はどれか。
1 女性に多い
2 50~60歳代に好発する
3 原因はブドウ球菌の感染である
4 皮膚の硬化が特徴である
問題85 慢性腎不全の血液検査で高値を示さないのはどれか。
1 カリウム
2 クレアチニン
3 ヘモグロビン
4 リン
問題86 慢性閉塞性肺疾患はどれか。
1 肺結核
2 肺気腫
3 肺線維症
4 マイコプラズマ肺炎
問題87 気管支喘息について正しい記述はどれか。
1 アレルギー性では1型が関与する
2 発作は夜間より日中が多い
3 吸気の延長がみられる
4 治癒率が高い疾患である
問題88 多量の飲酒後、激しい心窩部痛と血中アミラーゼの上昇が見られた。最も考えられる疾患はどれか。
1 イレウス
2 胃潰瘍
3 急性胆嚢炎
4 急性膵炎
問題89 肝硬変で増加するのはどれか。
1 末梢血小板数
2 血清γ-グロブリン値
3 血清アルブミン値
4 血清総コレステロール値
問題90 細菌性食中毒で球麻痺症状を起こすのはどれか。
1 サルモネラ属
2 ボツリヌス菌
3 腸炎ビブリオ
4 カンピロバクター
問題91 障害分類における参加の制約(社会的不利)の評価項目として誤っているのはどれか。
1 経済状態
2 家族構成
3 家屋構造
4 家事動作
問題92 右大殿筋の徒手筋力テストの際、3以上の場合に検査時の体位で正しいのはどれか。
1 背臥位
2 腹臥位
3 右側臥位
4 左側臥位
問題93 運動療法の効果で誤っているのはどれか。
1 最大酸素摂取量の増加
2 収縮期血圧の低下
3 腎機能の改善
4 糖代謝の改善
問題94 マイクロウェーブ(極超短波)の禁忌とされるのはどれか。
1 人工透析患者
2 肝不全患者
3 慢性呼吸器不全患者
4 心臓ペースメーカー患者
問題95 廃用症候群に含まれないのはどれか
1 胆石
2 骨萎縮
3 起立性低血圧
4 沈下性肺炎
問題96 下肢の筋緊張が増強するのはどれか。
1 腰部脊柱管狭窄症
2 坐骨神経麻痺
3 胸髄損傷
4 ポリオ
問題97 突進歩行がみられるのはどれか
1 パーキンソン病
2 先天性股関節脱臼
3 腰椎椎間板ヘルニア
4 進行性筋ジストロフィー
問題98 ブルンストロームステージで「痙性が高度であり、随意的な共同運動は十分にできるが分離運動はできない。」のはどれか
1 ステージⅡ
2 ステージⅢ
3 ステージⅣ
4 ステージⅤ
問題99 C6完全損傷(第6頚髄節残存)について正しい記述はどれか。
1 手関節背屈筋力は正常である
2 乳等周囲の感覚は傷害されていない
3 セルフケアは全介助である
4 杖と下肢装具を用いて歩行できる
問題100 コッドマン体操を行う際の正しい記述はどれか。
1 直立姿勢で行う
2 片側ずつ実施する
3 体操前に肩をクーリングする
4 おもりはできるだけ重いものを用いる
問題101 陽に属するのはどれか。
1 女
2 臓
3 左
4 血
問題102 腎が開竅するのはどれか。
1 目
2 口
3 鼻
4 耳
問題103 肺の生理作用はどれか
1 疏泄作用
2 昇清作用
3 納気作用
4 宣発(宣散)作用
問題104 脾について誤っているのはどれか
1 水穀の精微を吸収する
2 精神活動の中心である
3 肌肉を主る
4 血を脈内に留める
問題105 津液や血の形成にかかわる気の作用はどれか。
1 温煦作用
2 気化作用
3 推動作用
4 固摂作用
問題106 外因はどれか
1 七情
2 外傷
3 疫癘
4 労倦
問題107 問診事項はどれか。
1 脈
2 体臭
3 表情
4 睡眠
問題108 肝の病証でみられないのはどれか。
1 頭痛
2 めまい
3 浮腫
4 目のかすみ
問題109 次の文で示す経脈病証はどれか。
「咽頭・喉頭に炎症があり、耳鳴りがする。汗をよくかき薬指がしびれる。」
1 小腸経
2 三焦経
3 大腸経
4 心包経
問題110 次の文で示す腹証はどれか。
「季肋下部に充満感があり、肋骨弓の下縁に指を入れようとすると抵抗、圧痛がある。」
1 胸脇苦満
2 心下痞硬
3 小腹不仁
4 小腹急結
問題111 胸部正中から外方に4寸を走る経脈はどれか。
1 胃経
2 腎経
3 脾経
4 胆経
問題112 肝経の流注に沿った皮膚の知覚を支配しない神経はどれか。
1 伏在神経
2 深腓骨神経
3 閉鎖神経
4 肋間神経
問題113臍の高さにない経穴はどれか。
1 大横
2 肓兪
3 天枢
4 梁門
問題114 原穴で手関節橈側にとるのはどれか
1 太淵
2 腕骨
3 大陵
4 神門
問題115 経穴の取穴部位で誤っているのはどれか。
1 臑会は肩峰外端の下方3寸で、三角筋停止部の後縁に取る
2 肩髃は上腕を前方挙上し、肩峰外端の後ろにできる陥凹部にとる
3 肩外兪は陶道の外方3寸で、肩甲骨上角の直上にとる
4 雲門は烏口突起内側で、正中線の外方6寸にとる
問題116 手の陰経に所属する経穴はどれか
1 曲池
2 支正
3 少海
4 少沢
問題117 骨度法で前正中線から最も離れている経穴はどれか
1 頭維
2 人迎
3 缺盆
4 天枢
問題118 手関節の上方3寸の高さに取る経穴はどれか
1 通里
2 列缺
3 外関
4 偏歴
問題119 次の文で示す患者の病証で治療対象となる経脈はどれか。
「咳、喘鳴、胸が満ちた感じがあり、前腕前面橈側に冷えと痛みを伴う。」
1 手の太陽経
2 手の少陽経
3 手の太陰経
4 手の厥陰経
問題120 側頭部の頭痛に対し經絡の流注から施術対象となるのはどれか。
1 手の陽明経
2 手の厥陰経
3 足の少陽経
4 足の太陰経
問題121 三叉神経第二枝痛に対し、局所治療穴として適切なのはどれか。
1 四白
2 攅竹
3 大迎
4 翳風
問題122 肩関節を外旋すると棘下部に痛みが出現する場合、経絡の流注から施術対象となるのはどれか。
1 太陽経
2 小腸経
3 肺経
4 心経
問題123 施術対象となる頭痛はどれか。
1 高熱を伴うもの
2 うっ血乳頭を伴うもの
3 項部硬直を伴うもの
4 閃輝暗点を伴うもの
問題124 次の文で示す患者で傷害されている神経への局所治療穴で適切なのはどれか。
「60歳女性。左口角が下がり、鼻唇溝が浅い、口笛がふけない。」
1 百会
2 天柱
3 翳風
4 風池
問題125 橈骨神経傷害で施術対象となる罹患筋はどれか。
1 指伸筋
2 円回内筋
3 尺側手根屈筋
4 長掌筋
問題126 板状筋のこりに対する局所施術部位として適切なのはどれか。
1 側頭部
2 後頭部
3 棘下部
4 肩甲骨内縁
問題127 関節リウマチの頚部痛の治療で用いてはならないのはどれか。
1 温熱
2 低周波
3 マッサージ
4 矯正
問題128 理学的検査所見と罹患局所への施術部位との組み合わせで適切でないのはどれか。
1 ジャクソンテスト陽性 頚部
2 アドソンテスト陽性 肩関節部
3 ヤーガソンテスト陽性 上腕部
4 トムゼンテスト陽性 前腕部
問題129 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。
「60歳男性。3ヶ月前から間歇跛行が出現。ケンプ徴候陽性。足背動脈および後脛骨動脈の拍動は触知可能。」
1 腰部
2 腹部
3 大腿部
4 下腿部
問題130 次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術部位として適切なのはどれか。
「20歳の女性。殿部から下腿後側にかけて放散痛がある。股関節・膝関節屈曲位で他動的に股関節を内転・内旋すると症状が出現する。」
1 上前腸骨棘と上後腸骨棘との中央
2 上後腸骨棘と大転子との中央
3 上前腸骨棘と大転子との中央
4 坐骨結節と尾骨先端との中央
問題131 次の文で示す患者について、最も強化すべき筋はどれか。
「62歳の女性。3年前から左膝前面に痛みを自覚、歩行時に膝折れが見られる。」
1 大腿四頭筋
2 大腿二頭筋
3 大体筋膜張筋
4 縫工筋
問題132 ラセーグテスト陽性の場合、徒手による神経伸展法の対象となる神経はどれか。
1 上殿神経
2 下殿神経
3 大腿神経
4 坐骨神経
問題133 下腿三頭筋のストレッチングを行う場合、足関節の運動方向として最も適切なのはどれか。
1 屈曲(底屈)
2 伸展(背屈)
3 内がえし
4 外がえし
問題134 足関節捻挫の局所への応急処置として適切でないのはどれか。
1 包帯で圧迫する
2 氷のうで冷やす
3 心臓より低い位置に保つ
4 安静にする
胸膈出口症候群について問題135、問題136の問に答えよ。
問題135 橈骨動脈の拍動を指標とする理学検査で適切でないのはどれか。
1 アレンテスト
2 エデンテスト
3 モーリーテスト
4 ライトテスト
問題136 罹患部への局所施術として適切でない筋はどれか。
1 斜角筋
2 鎖骨下筋
3 小胸筋
4 棘下筋
次の文で示す患者について、問題137、問題138の問に答えよ。
「64歳の男性。発作性の呼吸困難と喘鳴を伴う。呼吸機能検査では1秒率が低く、血中IgE値が高い。イヌの毛で誘発される。」
問題137 疾患の増悪時にみられる呼吸はどれか。
1 吸気性呼吸困難
2 起座呼吸
3 下顎呼吸
4 喘ぎ呼吸
問題138 非発作時において呼吸困難に対するマッサージで施術対象にならないのはどれか
1 胸鎖乳突筋
2 斜角筋
3 棘上筋
4 大胸筋
次の文で示す患者について、問題139、問題140の問に答えよ。
「45歳の男性。身長160cm、体重70kg。職場の健診で中性脂肪、コレステロールの高値とともに肥満を指摘された。運動と食事についての指導が行われた。
問題139 患者のおおよそのBMIはどれか。
1 19
2 21
3 24
4 27
問題140 肥満を改善するための運動で適切でないのはどれか。
1 50メートルダッシュを10回
2 ジョギングを30分間する
3 速歩で30分間歩く
4 自転車こぎを30分間する
問題141曲手のうち肩背部に行う手技はどれか。
1 かみなり手
2 耳鐘の術
3 横手
4 柳手
問題142 脱臼しやすい患者への施術で注意を要する手技はどれか。
1 調摩の術
2 解釈の術
3 利関の術
4 骨分の術
問題143 下腿の浮腫を改善するのに最も適したマッサージの手技はどれか。
1 揉捏法
2 軽擦法
3 叩打法
4 振せん法
問題144 病状と手技の組み合わせで適切でないのはどれか。
1 神経痛 持続圧迫法
2 片麻痺 他動運動法
3 肩こり 母指揉捏法
4 顔面神経麻痺 指髁(シカ)軽擦法
問題145 指圧の基本圧法に含まれないのはどれか。
1 間歇圧迫法
2 緩圧法
3 衝圧法
4 吸引圧法
問題146 アイシングの直接的な作用として適切でないのはどれか。
1 新陳代謝の促進
2 消炎
3 鎮痛
4 血管の収縮
問題147 あん摩の基本手技と受容器の組み合わせで適切でないのはどれか。
1 叩打法 マイスナー小体
2 圧迫法 メルケル板
3 揉捏法 ルフィニ終末
4 振せん法 高閾値機械受容器
問題148 マッサージによるそうかい感をもたらす脳内物質として適切なのはどれか。
1 ヒスタミン
2 サブスタンスP
3 ブラジキニン
4 ドパミン
問題149 肩こりに対する温熱療法が筋緊張を改善する機序として適切でないのはどれか。
1 筋血流量の増加
2 局所発痛物質の除去
3 α運動ニューロンの興奮
4 筋紡錘の感受性低下
問題150 ホメオスタシスに最も関係が深い中枢はどれか。
1 視床
2 視床下部
3 大脳基底核
4 脳幹網様体
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_ 健康について考えるブログ - 2008年02月19日 20時33分23秒
慢性疲労症候群の治療は、基礎疾患が認められず、また臨床検査上異常がない原因不明の病気なので、完全な治療法は確立されていません。厄介な症候群なのです。
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