トルコの旅 イスタンブール再々-92007年01月14日 19時28分23秒

さてトルコ・イスラーム美術博物館の紹介です。
トラム(路面電車)のスルタンアフメット駅の目の前、裁判所とブルーモスクという絶好のロケーションにありながらなぜか人の少ないこの博物館。

まあ、いでたちが地味なので気付かない&見つけられなかったなどという話もあったり?



確かに地味です。
でも案内板も結構あるんで迷うことは無いと思うのですが・・・

非常に地味なんですが収蔵物は結構すごいです。
まあ、いろんなものもがあるのですが特に絨毯のコレクションは一見の価値あり。
下手すりゃブルーモスクの側にある絨毯博物館よりも上かもしれません。



こいつは“キリム”だったかな?
“キリム”はトルコの平織りの織物です。
絨毯とは異なり、起毛させていません。
絨毯は縦糸に毛を結んでいき、起毛させています)
値段も絨毯に比べればかなり庶民的。
つくりが大まかで小さなものなら数千円のおみやげ物価格で入手が可能。
まあこれも良いものになると数十万円もざらになりますが・・・
日本で買うと絨毯でもキリムでも、現地価格の最低3~5倍ぐらいにはなるようです。



こちらは絨毯。
モスクで使われていたようで下辺は擦り切れています。
古いモスクの絨毯は地元の有力者から寄進されたものが殆どなので良いものが多いです。



こっちは細工物。
寄木細工に螺鈿を組み合わせて作られたチェストです。
木目の方向まで配慮された逸品です。
他にも銀細工など涎もんのお宝が山ほど収蔵されています。

お宝というとトプカプ宮殿の宝物館の収容物を思い出しますが、あれは宝石などきらびやかな感じで、こっちは職人の腕の世界の感じ。
個人的にはこっちの方が腦汁が出る感じですな。



これはカリグラフィーのアルバム。
西洋書道と訳されることの多いカリグラフィーですが、イスラーム社会の方が先に行われていたという人もいます。
偶像崇拝の禁じられたイスラム教では人物画などはご法度。
このため、コーランの一説などを美しく書き上げ、絵画的に飾るというのは一般的にもよく行われていたようです。

イスタンブールの土産物屋を巡れば“スーフィーを踊る人物に似せて書かれたカリグラフィーを多く見ることが出来ます。



こちらは美しい装飾のなされたドア。
モスクの出入り口だったか何か、忘れました。


まだまだありますが、続きは次回に



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