トルコの旅 イスタンブール再々-122007年01月19日 22時48分15秒

今回はイスタンブールの地下のお話。

スルタンアフメット地区はブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿や様々な博物館と旧市街でも特に名所の集まる場所です。
そしてここの地下にも名所があるんです。
そこが「地下宮殿」
地下宮殿なんてご大層な名前は付いていますが、本当の所は貯水池。
とはいってもビサンチン時代ですからかれこれ1500年ほど前のもの。
しかも結構立派なつくりをしています。



見事な大理石の円柱とビサンチン式?の柱頭が本当に立派です。
いろんな戦乱のドサクサに忘れられ、再発見されたのは比較的近代です。
このため地下宮殿なんて名称になったのでしょうね
まあ再発見とはいっても、この貯水池の上に住んでいる住人の中にはこの水を汲んで生活用水にしていたそうです。



貯水池跡とはいっても今は水は少なくなっています。
上から見て底が見える程度に水が張られています。
良く見ると白い魚を見つけることが出来るのですが、これが元からの在来の魚なのか後から持ってきたものなのかは不明。

真っ白な姿はこの地下の貯水池には良く似合っています。
(写真はブレブレで撮れませんでした)



この地下宮殿を有名な観光名所にしているものの一つにこれがあります。
わかりますか?
ギリシャ神話に出てくる「メデューサ(メドゥーサ)」の頭です。
その瞳に睨まれると石と化してしまうといわれたアレです。
見事なことに蛇の髪の毛もきちんと彫りこまれています。




メデューサの像はもう一体あってこちらは横向きになっています。
どちらの像も円柱の根元の基礎石のように用いられています。
像を逆さや横にしているということは封魔の意味なんでしょうか?
本当のところの意図はわかりませんが・・・

しかしこのメデューサ、本当はゴルゴン三姉妹の末妹にして絶世の美女。
これに惚れた海神ポセイドンに求愛されたのだが、怒った女神アテナに呪いをかけられ醜い化け物にされてしまったという話。
しかもアテナにそそのかされたペルセウスによって首を落とされて殺されてしうまう。
その首はアテナに送られて彼女の盾を飾り、これがいわゆるイージスの盾という話も。

まあギリシャ神話には様々ありますのでメデューサについても諸説あったりします。
でも、ローマ時代の遺跡めぐりをするなら、ギリシャ神話を忍ばせておくことを勧めます。
下手な観光ガイドより面白い観光が多分出来ますよ。



こちらは涙目紋の彫られた円柱。
他にもいろんな紋様があるようです。



この地下宮殿にはカフェも付属していますし、暑い夏場でも地下は結構涼しく回りやすい観光名所です。
結構幻想的で楽しめますよ。



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