東洋医学の治療法 現代鍼を受けた感想22005年08月18日 18時15分37秒

今回は現代鍼のもうひとつの治療法であるパルスについてお話します。

学校等ではパルス、パルスと呼んでいますが正確には、低周波鍼通電療法というようです。
低周波治療と聞けば覚えのある方も多いのではないでしょうか。
オムロンエレパルスなどが非常に有名ですね。
鍼灸のパルスで用いる低周波もで用いる低周波も流れる電気の波形は同じ。
では何が違うのかというと・・・電気を通じさせるための端子です。
一般家庭や整形外科のお医者さん、接骨院等で用いられる低周波治療には通電パッドが用いられます。
一方、低周波鍼通電療法ではパッドは用いずに鍼を電気を流す端子として使用します。

鍼による低周波鍼通電療法の特徴は、
①鍼の刺さった筋肉が直接動く(ほかの筋肉が動きにくい)
②他の筋肉に覆われた、深い位置にある筋肉を動かすことができる
③鍼が皮膚を貫いているためパッドよりもピリピリ感が少ない
ということがいえるのではないでしょうか。

では実際に受けた感想を書いていきますと
鍼を刺す感じは先日書かせていただいた交叉刺とほぼ同じです。
(使う鍼も手技も同じですから)
刺鍼部位は脊柱起立筋と腰方形筋に打っていただきました。
実際に電気を流し始めると驚くのが低周波治療器のピリピリ感がないことです。
しばらく電気の出力を上げると、いきなりトントンとたたかれるような軽い感じを受けて筋肉が動き出すのです。
「電気が流れているな」と感じるまもなくいきなり筋肉が動くのは結構びっくりします。

10分程度電気を流して治療をは終了するのですが、数分、腰にジワーッとした感じが残りました。
それが取れると腰が軽くなるように感じました。

ちなみに学生間の実習ではこんなにうまくいくはずはありません。
鍼が浅すぎて、ピリピリ感が出たり、目的の筋肉と違う筋が動いたりします。刺鍼も痛かったりします。
要はいかに鍼先でしっかりと目的の筋肉の繊維を捉えることができるのかが重要です。

万年腰痛持ちのたまごは、いまだにオムロンエレパルスを愛用しています。
だって、自分では腰に鍼はさせませんから・・・orz

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://acupuncture.asablo.jp/blog/2005/08/21/50423/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。