白鷹のおもいで2005年08月12日 00時08分40秒



写真は食べかけですがみますやの柳川
夏だなと感じる一品です。
このときの泥鰌に子を持っているのがあってすこし徳をした気分になりました。
特に子がうまいとおもうわけではないのですが・・・


みますやで飲んだ白鷹から思い出した大学時代の話をすこし。

大学時代、私は醸造関連の学科に在学していました。
そのため日々積極的にいろんなお酒について勉強と称して買い込んでは飲んだくれていました。
そのころから白鷹=生酛として非常に有名だったのですが当時は入手が非常に困難でした。
今のようなネット環境にはなく、通販も盛んではありません。
東京の居酒屋や料亭で扱っている店は多少ありましたが、田舎にいる貧乏な学生には飲みに行く機会はありませんでした。
そんなときに聞いたのが伊勢に行くと白鷹が買えるらしいとの情報。
何でも伊勢神宮のお神酒として使われているため伊勢でなら扱っている酒屋さんが多いというのです。
もちろん伊勢に行きました。
まあこれは白鷹のためというよりも三重に住む同級生の実家に大学時代のなかまと遊びに行ったというのが正しいのですが・・・

伊勢神宮の参道にある酒屋さんには、情報どおりたくさんの白鷹が売られており無事購入をすることができました。
みますやで飲む白鷹はこんな大学時代のおもいでも呼び覚ましてくれます。

トルコの旅1 始まらない旅2005年08月12日 01時25分48秒



写真はイスタンブールの街角のパン屋さん。
このパン(トルコ語でエクメク)はフランスパンに似てますが、中がとってもやわらかくおいしいです。


さて出発したのはもう3年前ですがイスラムの国々を旅した思い出を少しずつ。 2002年7月末に日本をたってはじめに旅したのがトルコです。 バックパッカーつまりは貧乏旅行でしたから泊まった宿は一部屋にベッドがならぶドミトリー方式でトイレもシャワーも共用のところ。

ツリーオブライフ というこの小さな日本人宿、なんとも快適で観光もろくにせずに本や漫画を読んだり、街を散歩して買ってきた食材で日本食風の飯を作って宿泊仲間で食べたり(通称 シェア飯)していました。

もともと会社を辞めたころに体を壊していたことや、プライベートでははじめての海外旅行ということもありゆっくりと旅のリズムを作って行こうとしていました。
結局、2ヶ月半ほど宿を拠点にイスタンブールのあちこちを見て回りました。但しいわゆる観光地にはあまり行かずどちらかというと市場や町並みなどを見たり、小さなモスクを見たりしていました。

この後、約一年の旅に共通する「観光地よりも、現地の人々の生活の場を見る」というスタンスが確立されたのもこの滞在のおかげでしょう。
ちなみにこのように一箇所に居続ける旅行者のスタイルを沈没(ちんぼつ)などといいます。
そう、私のたびのスタイルは沈没。
各地で沈没を繰り返しながら旅はゆっくりと進んで行きます。

夏休みのこと12005年08月12日 17時32分14秒



写真は経絡治療学会 夏期大学のテキスト

われわれ学生はすでに7月末には夏休みに突入しています。
学生の夏休みというと「遊び呆ける」というイメージを持たれるかもしれませんがそうも行かないのが実情です。
なんせうちの学校では9月に学校が始まったその日から素敵なテスト月間に入るのです。 あまり遊んでもいられません。
このため夏休みといっても学校が開いている間は学校に行って自習等をしています。 さすがにお盆のころには学校そのものが閉まってしまうので、学校には行けませんが今度は別の講習会です。

8月8~10日まで3日間 「経絡治療学会 夏期大学」に参加してきました。

経絡治療についてはまた後日説明をさせていただきますが・・・

夏期大学は今年で47回を向かえ、600人もの受講生と60人近い講師やスタッフが集まって鍼の勉強をする場です。
臨床暦数十年の先生方が教えてくれる講義もすごいのですが、最終日に全科共通で行われる実技実習が良かったです。
この実技は全講師陣が一人一つずつのベッドを使い実際に治療を行う様子を間近で見学をするというものです。
このときに運がよければ自分で鍼を受けることができるというのも非常に良い点です。
で、私も実際に受けてみました。
3日間のハードスケジュールと常時立って実技を行った関係でかなり腰が痛かったのですがわずか20分の治療で本当に腰が軽くなりました。



まあ鍼の学生でも「古典的な鍼治療なんて効かない」などという方がいることがあります。
ベッドサイドで見学させていただいているときにある先生がいい言葉をおっしゃってました。
「鍼が効かないなんて言うもんじゃねえ、効かせる腕がねえだけなんだから」

ちょっと自分でやってみてできないから効かないという表現で逃げたくないので、少なくとも10年は経絡治療を少しずつ勉強したいと考えています。
精進、精進