ヨルダンの旅 ジェラシュ遺跡32006年08月24日 06時31分11秒

ジェラシュ遺跡がまだまだ続きます。

今度は道を中心に。



「すべての道はローマに通ず」
よく言ったものですが事実です。
トルコからシリア、ヨルダンまで見事にローマ様式の建築が残っています。
本当にローマまで通じていたんですな。



おんなじ地点から逆光(太陽に向かって)写真を撮ったもの。
太陽の光に引っ張られる形で描写が変わっています。
肉眼で見るとこの一個前の写真に近いのですが・・・
人間の目というのはあらゆる状況下でもきちっと見えるものなんですね。



現在は道の両脇にただただ円柱が並んでいるように見えますが、当時はどうだったのでしょうね。
物の本によると円柱には必ず梁がセットになっていたとのこと。
CGでもいいから再現図を見てみたい気がします。



この遺跡に建っている円柱のほとんどはコリント式オーダーのような気がします。
ギリシャ時代にドリス式、イオニア式と進化したオーダーですがコリント式オーダーが定型化したのはローマ時代になってからという話。
ギリシャ時代には中東のこの辺りに地中海文化はこなかったのでしょうか?
ドリス式などの古い形式の柱は見たことがありません。
でも、イオニア式の柱はシリア辺りで見た気もするのですが・・・
まあ何はともあれ、この遺跡はいいですよ。

次回でジェラシュ遺跡の旅が終わりです。

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