のんべの戯言2006年08月13日 22時24分20秒

お盆になりました。
今日は迎え火を焚き、お膳をあげて先祖供養なぞをしておりました。
夜になって東京で一人暮らしをしている弟が帰ってきました。
手には手土産の日本酒。
“水尾”というお酒の純米吟醸です。

(画像をクリックすると蔵元のホームページに飛びます)

弟いわく聞いたことが無い酒米を使っているので買ってみたとのことです。
購入は”こちらの記事”でも取り上げた四つ木の杉浦酒店 → ”ホームページ”
(水尾の紹介ページは”こちらに”なります)

最初は酒米のことなぞ気にせず飲んでみたらビックリ。
吟醸酒というには珍しい甘めのタイプの酒です。
また味も香りもそんなに主張するような感じでは無い点も驚きでした。

ところがこれが食中酒として非常によく合うのです。
母が机に並べた御馳走のどれとでも合うのですが、ちょっと思いついて某安売りスーパーのカモロースにかんずりを添えてみたらこれがビンゴ!
とっても良く合います。
いわゆる吟醸酒には珍しくしっかりとあぶらっけのあるものに相性が良いようです。

あまりに良く合ったので蔵元のHPを調べてよく見てみると
“脇役の酒「水尾」”を目指して醸造しておられるとのこと。
なるほどなぁと思いました。

さらに気になったので酒米のほうも調べてみると・・・
 金紋錦=たかね錦/山田錦
の掛け合わせによりできているようです。

作付けは僅か50ha。(コシヒカリの約10000分の1です)
長野県でのみ作付けされているようです。
細々と作られている品種でした。

延々薀蓄をたれているわけですが要は
「美味い酒でした」ということです。