ヨルダン旅 マダバ12006年08月28日 04時46分11秒

「インシアッラー」
中東圏というかイスラム圏でアラビア語の根強い地域を旅すれば頻繁に耳にする節回し。
「神のご意思があれば」というような意味なんでしょうが、どちらかというと英語の「May be」に近いような使われ方をしています。
ようは「運がよければね」とか「多分」とか「神のみぞ知る」とか・・・どっちかというと悲観的な表現の気がします。

停電時に「何時電気戻る?」と聞いたとき、何時までたって修理が終わらない故障中のバスの運転手に「どう?」と聞いたとき、領事館でビザの発行が出来なかったときなどなど、思い浮かぶのは本当に悲観的な状況ばかり。
しかも皆、免罪符のようににこやかにこの言葉を発しますので質が悪い。

まあ、長い旅を続けるうちに自分も心の中でつぶやくようになりましたが・・・
この街、マダバを訪れたときも何度もつぶやいていました。
空を見ながら。

マダバ滞在は3日間。
うち2日は雨、しかも1日半は豪雨。
どうにもならずホテルで過ごしたわけです。
本当なら10kmほど離れたネボ山に向かったり、近郊の教会跡をめぐったりすることを考えていたのですがムリ。
立った一日の観光で終わってしまいました。
(日程上の問題があってこれ以上天気待ちは出来ません)



これは処女教会跡。
マダバで最初に発掘された史跡だそうで発掘されたたくさんのモザイクを保存展示しています。
モザイク傷めずに通路を通すのに鉄の格子状の廊下を設置するなど本当に良く考えられています。
(格子なので通路の下担ってしまうモザイクも見えます)
特に教会跡に関しては全体を覆うように建物を作り保護しています。



これは教会周囲から発掘されたモザイク。
ビサンチン様式という5世紀から7世紀ごろにかけて作られたモザイクだそうです。



これは教会跡の説明プレート。
見える範囲(オレンジ色の部分)について解りやすい説明が載っています。



で、これが前述の説明プレートのオレンジ部分に位置するモザイク。
非常に大きく立派なものです。


悪天候に悩まされ、僅か一日の観光となってしまったマダバですがこの後も結構なペースで回っていきます。
本来のペースであれば、処女教会で一日ぐらいかけたいところなんですが・・・


次の記事ではこの町で最も見たかったモザイクが登場します。




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