10月5日 講義内容概要 ― 2005年10月05日 17時53分47秒
10月5日 講義内容
一時間目 病理学 炎症の続きから
●概論:炎症とは局所の組織の防御的な反応
●急性炎症
形態学的所見 (光学顕微鏡で見ることのできる変化→組織学的所見とも言える)
基本的病変 充血、液体滲出、浸潤、変質、(増殖)が大まかにある
①充血
充血は局所の動脈血が増加した状態をいう。
動脈血の増加→赤く見える
→腫脹
→熱感(動脈血は暖かい)
血管拡張の原因
・血管運動神経が拡張側に狂う
・血管収縮神経の麻痺
②液体滲出
毛細血管から液体が出ること
・一般的には血漿成分からフィブリノーゲンを除いたもの(固まらない)
・一部フィブリノーゲンが出るものもある(固まって繊維素網を形成)
原因
・毛細血管内圧の上昇
・毛細血管の透過性有
役割
・毒素、病原体を薄めるための手段
・(フィブリノーゲンが出る場合)繊維素網で細菌等を取り囲み感染の広がりを防ぐ
③浸潤
化学伝達物質の作用により白血球が毛細血管壁をでること
(急性炎症では好中球が多い)
細菌による感染症 →好中球
ウィルスによる感染症→リンパ球、単球
好中球は抗原提示細胞ではない→抗原提示はリンパ球、単球
(抗体の産生はBリンパ球)
④変質
血管の障害
・炎症刺激により肥満細胞が脱顆粒をおこしヒスタミンを放出。この結果フィブリノイド変性を起こす。
細胞死
・ウィルス肝炎ではウィルスに感染した肝細胞がアポトーシスを起こす
アポトーシスで死んだ肝細胞はマクロファージに貪食される。
・また、細胞傷害性T細胞により壊死も起こる
⑤増殖(細胞増殖)
基本的には急性炎症では弱い
たとえば急性糸球体腎炎ならば、血管内皮細胞の増殖が起こり糸球体の修復が行われる
チフス等ではマクロファージが増殖し、チフス菌の貪食を行う(貪食を行ったマクロファージはチフス細胞と呼ばれる)
●化学伝達物質
炎症局所において生成され、種種の炎症病変を引き起こす活性物質
各伝達物質については教本を参照すること
●炎症の分類
①滲出物の種類による分類
・漿液性炎
(カタル性炎→粘膜における漿液性炎症で粘液の分泌も増える)
・繊維素性炎 多量のフィブリンを含む
・化膿性炎 好中球が多く浸潤する
・出血性炎
・腐敗性炎
二時間目 中医学 四診 問診
●問診
問診とは質問に対する答えから疾病に対する情報を集める診察法である。
問診は現代鍼灸、古典鍼灸、中医学鍼灸を問わず重要な診察法である。
(面白いことに現代、中医学どちらでも問診から70%程度は疾患の予測が可能とのお話がそれぞれの先生からあった。それぐらい重要なのだろう)
何を聞くのか(問うのか)は非常に重要である。
中医学では古来より”十問歌”という歌によって問うべき内容をまとめている。
講義もほぼこの順番に沿って進められる。
●寒熱(悪寒・発熱)
①寒→悪寒、畏寒、(悪風)を問う
②熱→熱感、発熱、ほてりを問う
(①の鑑別:悪寒は着込んでも寒いもので畏寒は着込めば寒くなくなるもの)
臨床においては”悪寒+発熱”というように寒と熱が同時に起こるkとがある。
これは表証の病で見られる症状である。
(表裏)
表裏とは病邪の病位盛衰をあらわす
表証
外感病の初期段階、邪気が体表に滞る
正気(衛気)と邪気が戦って一進一退を繰り返している状態
裏証
体内、臓器に病が達したもの
他の表証の症状として
浮脈・筋肉痛・関節痛・上半身の症状(鼻、咽、頭、目)などがある
●但寒不熱 寒がるが発熱はない状態≒畏寒
①寒邪の侵入→実寒証
②陽気不足(=陽虚)→虚寒証
(寒証の症状 寒い・冷たい・寒がり、白い、淡い・薄い、遅い、静的)
●但熱不寒 発熱のみで悪寒せず、悪熱するもの
①壮熱(=高熱)→裏実熱証
②潮熱(起伏熱、弛張熱) 海の潮の満ち引きのように一定の時間に発熱
・陰虚潮熱-五心煩熱(手足の平、胸部の熱)
陰陽のバランスの失調→陰虚陽亢
・湿温潮熱-身熱不揚(熱が内部にこもって表からはすぐにわからない)
湿=胃腸の不調(厚膩苔)
・陽明潮熱(日哺潮熱) 午後4時ごろに熱があがる
気分熱証
●長期微熱
気虚により起こる発熱は、発熱期間が長く熱はあまりあがらない
気虚=中気の虚(脾胃の気)
三時間目 講義なし
四時間目 臨床実技(中医学)ガイダンス
診察の進め方等。以下略
<業務連絡>
中医学のノートがまとまらん。
クラスのみんな助けて
一時間目 病理学 炎症の続きから
●概論:炎症とは局所の組織の防御的な反応
●急性炎症
形態学的所見 (光学顕微鏡で見ることのできる変化→組織学的所見とも言える)
基本的病変 充血、液体滲出、浸潤、変質、(増殖)が大まかにある
①充血
充血は局所の動脈血が増加した状態をいう。
動脈血の増加→赤く見える
→腫脹
→熱感(動脈血は暖かい)
血管拡張の原因
・血管運動神経が拡張側に狂う
・血管収縮神経の麻痺
②液体滲出
毛細血管から液体が出ること
・一般的には血漿成分からフィブリノーゲンを除いたもの(固まらない)
・一部フィブリノーゲンが出るものもある(固まって繊維素網を形成)
原因
・毛細血管内圧の上昇
・毛細血管の透過性有
役割
・毒素、病原体を薄めるための手段
・(フィブリノーゲンが出る場合)繊維素網で細菌等を取り囲み感染の広がりを防ぐ
③浸潤
化学伝達物質の作用により白血球が毛細血管壁をでること
(急性炎症では好中球が多い)
細菌による感染症 →好中球
ウィルスによる感染症→リンパ球、単球
好中球は抗原提示細胞ではない→抗原提示はリンパ球、単球
(抗体の産生はBリンパ球)
④変質
血管の障害
・炎症刺激により肥満細胞が脱顆粒をおこしヒスタミンを放出。この結果フィブリノイド変性を起こす。
細胞死
・ウィルス肝炎ではウィルスに感染した肝細胞がアポトーシスを起こす
アポトーシスで死んだ肝細胞はマクロファージに貪食される。
・また、細胞傷害性T細胞により壊死も起こる
⑤増殖(細胞増殖)
基本的には急性炎症では弱い
たとえば急性糸球体腎炎ならば、血管内皮細胞の増殖が起こり糸球体の修復が行われる
チフス等ではマクロファージが増殖し、チフス菌の貪食を行う(貪食を行ったマクロファージはチフス細胞と呼ばれる)
●化学伝達物質
炎症局所において生成され、種種の炎症病変を引き起こす活性物質
各伝達物質については教本を参照すること
●炎症の分類
①滲出物の種類による分類
・漿液性炎
(カタル性炎→粘膜における漿液性炎症で粘液の分泌も増える)
・繊維素性炎 多量のフィブリンを含む
・化膿性炎 好中球が多く浸潤する
・出血性炎
・腐敗性炎
二時間目 中医学 四診 問診
●問診
問診とは質問に対する答えから疾病に対する情報を集める診察法である。
問診は現代鍼灸、古典鍼灸、中医学鍼灸を問わず重要な診察法である。
(面白いことに現代、中医学どちらでも問診から70%程度は疾患の予測が可能とのお話がそれぞれの先生からあった。それぐらい重要なのだろう)
何を聞くのか(問うのか)は非常に重要である。
中医学では古来より”十問歌”という歌によって問うべき内容をまとめている。
講義もほぼこの順番に沿って進められる。
●寒熱(悪寒・発熱)
①寒→悪寒、畏寒、(悪風)を問う
②熱→熱感、発熱、ほてりを問う
(①の鑑別:悪寒は着込んでも寒いもので畏寒は着込めば寒くなくなるもの)
臨床においては”悪寒+発熱”というように寒と熱が同時に起こるkとがある。
これは表証の病で見られる症状である。
(表裏)
表裏とは病邪の病位盛衰をあらわす
表証
外感病の初期段階、邪気が体表に滞る
正気(衛気)と邪気が戦って一進一退を繰り返している状態
裏証
体内、臓器に病が達したもの
他の表証の症状として
浮脈・筋肉痛・関節痛・上半身の症状(鼻、咽、頭、目)などがある
●但寒不熱 寒がるが発熱はない状態≒畏寒
①寒邪の侵入→実寒証
②陽気不足(=陽虚)→虚寒証
(寒証の症状 寒い・冷たい・寒がり、白い、淡い・薄い、遅い、静的)
●但熱不寒 発熱のみで悪寒せず、悪熱するもの
①壮熱(=高熱)→裏実熱証
②潮熱(起伏熱、弛張熱) 海の潮の満ち引きのように一定の時間に発熱
・陰虚潮熱-五心煩熱(手足の平、胸部の熱)
陰陽のバランスの失調→陰虚陽亢
・湿温潮熱-身熱不揚(熱が内部にこもって表からはすぐにわからない)
湿=胃腸の不調(厚膩苔)
・陽明潮熱(日哺潮熱) 午後4時ごろに熱があがる
気分熱証
●長期微熱
気虚により起こる発熱は、発熱期間が長く熱はあまりあがらない
気虚=中気の虚(脾胃の気)
三時間目 講義なし
四時間目 臨床実技(中医学)ガイダンス
診察の進め方等。以下略
<業務連絡>
中医学のノートがまとまらん。
クラスのみんな助けて
ダイエット戦記7 ― 2005年10月05日 19時43分25秒
10月5日時点でのデータ
身長 187.6cm
体重 102kg
BMI=28.8(肥満度Ⅰ)
本日の食事
朝食 韮卵汁、蒸した豚肉、白米一膳
昼食 サンドイッチ、オムスビ
夕食 カキと野菜のトマトソース煮込み、豆腐、香の物、、白米一膳、納豆、牛肉角煮
間食 水、お茶、カフェオレ
体重は変わらず
ひざの水が少なくなってより歩きやすく。
まだフル屈曲はできない状態&長時間の歩行は無理
ベルトがゆるくなる!
身長 187.6cm
体重 102kg
BMI=28.8(肥満度Ⅰ)
本日の食事
朝食 韮卵汁、蒸した豚肉、白米一膳
昼食 サンドイッチ、オムスビ
夕食 カキと野菜のトマトソース煮込み、豆腐、香の物、、白米一膳、納豆、牛肉角煮
間食 水、お茶、カフェオレ
体重は変わらず
ひざの水が少なくなってより歩きやすく。
まだフル屈曲はできない状態&長時間の歩行は無理
ベルトがゆるくなる!
シリアの旅 ボスラ3 怪獣の卵? ― 2005年10月05日 19時48分43秒
ボスラの遺跡をフラフラと歩いていたら変なもの発見。
モスクのドームにしてはあまりに異様な風体。
遠くからこれに気づいたときは怪獣の卵かと思った。
でもモスクか何かみたい。
調べなかったから詳細は不明。
”怪獣の卵でいいや”と思って壁に貼ってあった説明のプレートも読まずに立ち去りました。
いい感じでしょ!この卵。
とっても気に入っているのです。
ボスラの遺跡はどこを見ても結構見所があります。
壊れているところも多いのですが、柱一本でも迫力があります。
ここが次にアップするパルミラ遺跡とのもっとも大きな違い。
そしてボスラ遺跡でもっともきれいに残っているのがこれ
ローマ劇場です
イスラム勢力が基地か何かに使用したとのことでほぼ完全に残ってます。
ちょっと日向と日陰が入り混じってわかりにくい写真になってしまいました。すいません。
写真で見るとたいしたことないのですが、実は客席の角度が非常にキツク、高所恐怖症の「たまご」はビクビクしながらよじ登りました。
立ってまともに登ることができず、手をついて四つんばいで這い上がった感じです。
本当に傾斜がきついんです。
この劇場が実際に使われていたころ、絶対に転げ落ちて死んだやつがいます。いるはずです。
それぐらいキツイです。
これがボスラ遺跡の中で一番のお気に入り
コリント式だかイオニス式だか知りませんがきれいな文様が掘り込まれた柱です。
ちょうど現地の女性が通りかかってますので比較していただくとわかりますがとても大きな柱です。
当時はこの上に屋根が乗っていたのでしょう。
とんでもなく大きな建物だったことが想像できます。
この遺跡の建築にとんでもない量の石が使われたのでしょうがいったいどこに消えてしまったんでしょうね。
まあ、いくらかは遺跡の中の民家の建材に消費されたのは間違いないでしょうが。
ボスラの紹介も今回で終わりです。次は世界遺産パルミラ遺跡です。
是非ランキングにご協力ください
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ふむふむ→ まあまあ→ まだまだ→
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