パキスタン北部地域72005年11月09日 06時47分40秒

パキスタン北部地域の紹介の最後は子供達
たくさんの子供達に会うことができました






上の写真は、家の前の小さな路地ではにかむ女の子
最初は隠れるような感じでしたがしばらくしたら出てきてくれました
下は姉弟
弟の方が人見知りをするようで危うく泣かれるところでした
かいがいしく世話をやくおねえちゃんでした



おそろいの制服?をまとった子供達
えらいこじゃれているなと感じたのですが、ハセガワメモリアルスクールの影響?
ハセガワメモリアルパブリックスクールはここフンザに、ウルタルで亡くなった登山家長谷川氏の遺言により作られた学校です。
何でも非常に人気があるようでお揃いの制服を着ているそうです
(この点から予想)
まあ男の子しか居なかった様なので公立校でしょうが

でもここフンザでは長谷川スクールや日本のODAなどの好影響もあって本当に人々が親切です
これが更に観光客や旅行者を呼ぶ良い循環につながっているのでしょう
いつまでもこうであってほしいものです



最後は下校途中の女の子達
いや本当に賑やかで楽しそうでした
中にはもうスカーフをかぶっている女の子もいたりします
中にはお茶眼にポーズを取る子がいたりしました

幸いなことに今回のパキスタン地震ではフンザはほとんど被害が無かったとの事です

でも忘れてはいけないのは写真を撮らせてもらった子供達とほぼ同じ世代の子たちが大勢被害にあっているということです。
(被害にあったのではありません。ほとんどの子供たちが未だ被災中であるのです)

援助は終わっていません。
もう一度、あなたに何かできることはないか考えてみませんか?


パキスタンへの義援金送付先についてはYahooの”こちら”に詳しくあります。
管理人の義援金に対しての考え&対応については”こちら”にございます。




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11月9日講義内容概要2005年11月09日 21時23分22秒



一時間目 病理学
●先週の復習
サルコイドーシスまで終了

共通点は慢性疾患であり、特有の肉芽腫を形成するのが特徴
肉芽腫は壊死層の状況が少し異なる(壊死層が大きい、小さい、ない等)
ライ菌は培養に成功していない・・・・本当に病原体とは完全には言えない

感染症の3原則
創傷から病原体がみつかる
病原体を培養できる
培養した菌で病気の発生が確認できる

発症原因は様々 結核菌、ライ菌、真菌、カビ、原因不明等

●免疫P95

「疫を免れる」(感染を免れる)ではない

免疫学とは「自己」と「非自己」を識別し「非自己」を排除することで「自己」を守る認識機構
アレルギーは排除反応が過激に出過ぎたもの(不都合な免疫反応)
アナフィラキシーショックも同様


その反応の基本となる反応が抗原抗体反応

もともとはジェンナーの種痘より(天然痘ワクチン)より始まった?18世紀
経験医療から始まった 牛の天然痘にかかると天然痘にかからないという民間伝承から始まった(天然痘の人のカサブタを砕いて吸引)

天然痘=人畜共通感染症(牛) 結核(牛)、鳥インフルエンザ、新型CJ(クロイツフェルト ヤコブ病、牛)、Oー157(様々)

科学的裏付けの行う分子生物学がなく、その後進歩しなかった
マクロファージの発見により科学的免疫学の始まりとなった→分子生物学へと発展
ここから本来の免疫学が始まる


●免疫臓器 免疫細胞の産生、貯留と免疫反応を行う臓器
 骨髄、胸腺、リンパ節、脾臓、(肥満細胞)などがある
 中枢リンパ組織(骨髄、胸腺)
  血球(血液)幹細胞が免疫適格細胞(免疫細胞へ分化する場所
cf  骨髄に不都合が起こると肝臓、脾臓でも造血が行われる

 胸腺 造血完細胞をT細胞に分化・成熟させる組織→中枢リンパ組織
 抹消リンパ組織→免疫細胞が実際に働く場所
  リンパ節、脾臓(まあなくてもかまわない、同じ働きはリンパ節が行う)


●免疫細胞 
 炎症細胞を思い出すと分かりやすい(大事)
  炎症細胞(炎症を起こした場に現れる細胞 浸潤する細胞)=白血球
  リンパ球、顆粒球(好酸球、好塩基球、好中球)、マクロファージ、肥満細胞、形質細胞 (血液中では単球→組織外でマクロファージに)

リンパ球(代表例2種は覚える)
 T細胞(Tリンパ球)、B細胞(Bリンパ球)、(NK細胞)

●免疫反応
○細胞性免疫
○液性免疫  抗体とは抗原にたいし反応性を示すグロブリン蛋白質(免疫グロブリン)




二時間目  中医学

弁証論治について

●弁証とは四診(望聞問切)に基づいて集めた情報を取捨選択をすること
=「四診合参」である
重要なのは取捨選択→舎脈従証、舎証従脈(時には脈診の情報を捨て証の情報をとり、時には証の情報を捨て脈診の情報より弁証する)

●カルテ城に記載されるべき情報
①一般情報(氏名、性別、年齢、職業、住所)
       (体温、身長、体重)
②主訴(主な愁訴)
③現病歴
④既往歴
⑤個人歴、家族歴
⑥検診内容(望聞切)
⑦診断=弁証(証に囲い込む)

●病、証、症について
弁証論治で重要な考え方
○病:発生・発展・転化のプロセス
○症:単一の症状(発熱、悪寒、頭痛など)
○証:病の各段階における症候群
病・症は西洋医学と共通する捕らえ方であるのに対し、証は独特

●弁証は一人の患者にひとつか?
「表裏同病」と言う言葉があるように一人の患者が2つ以上の証を持つこともある
このような場合治療では愁訴に最も影響していると思われる証へのアプローチを行う

●証の定義
疾患のある時期・段階における患者の病理的総合的な特徴
時限性、動態性がある、整体観が重要
○西洋医学との違い
→この証を見ているかいないかが最も大きい

●証の構成要素
病因・病性・病位・病情・病勢・病機などあり
弁証方法もさまざま