10月24日講義内容概要2005年10月24日 20時36分24秒


一時間目  臨床学各論

●胃癌(続き)
癌の分類
 ボルマン分類
  0型 早期癌 粘膜下層までの癌  
  1型 腫瘤型 周囲と明確な境を持つ
  2型 潰瘍型 協会明瞭な堤防型隆起で境された潰瘍型
  3型 潰瘍を形成するが、周囲に浸潤性に発育
  4型 胃壁に広くびまん性に浸潤する癌(スキルス)

 深達度分類 
  粘膜層、粘膜下層、固有筋層、しょうまくに分けられたどの位置まで癌が進行しているかで分類
  m:粘膜内癌
  sm:粘膜下層までの浸潤
  pm:固有筋層まで浸潤
  ss:しょうまく下層まで浸潤
  se:しょうまくまで浸潤
  si:しょうまくを越えて他臓まで浸潤

 治療
  粘膜に限局した早期癌の場合
   内視鏡を用いたポリペクトミー
  粘膜表層に限局したもの
   内視鏡的粘膜切除術
  進行癌でいに限局
   外科手術の適応(ビロート1法、ビロート2法)
  進行癌で周囲への浸潤
   化学療法(効果はあまり期待できない)

 合併症
  ダンピング症候群(前期、後期あり)
   前期 胃から小腸への急激な消化物の移動で悪心、冷汗、動悸、脱力感、腹痛、下痢が見られる。
   後期 急激な小腸への消化物の移動で血糖値が急激に上昇し、
これがインシュリンの過剰産生をもたらし、後に低血糖症となるもの。
  どちらの対策も食事療法が主で、一回少量摂取、 低脂肪食が基本

 予後 早期癌の場合は5年生存率はよい(90ー95%)
このため早期発見が最も重要。
早期癌の進行には3年から5粘年かかると言われている。

●胃ポリープ
胃粘膜に発生する良性の腫瘍
基本的に悪性化する事はまれ、出血がある場合はポリペクトミー

●十二指腸憩室
十二指腸の一部が袋状になったもの
大十二指腸乳頭近傍で、障害を起こさない限りは無症状

●急性腸炎 
下痢、腹痛、悪心・嘔吐などの症状が1、2週間の急性の経過をたどるもの
軽微な症状が長期続くものを慢性腸炎ともいう
(慢性腸炎の中には、炎症性腸疾患、過敏性腸疾患にはいるものも)

原因 
 多くはウィルス、細菌、原虫、真菌(ものによっては感染症として扱う)
 食物アレルギー、抗生物質の投与、放射線療法でもおこる

症状
軽いものから(下痢、腹痛)重度(発熱、血便)までさまざま
炎症が直腸で強いとテネスムス(裏急後重)となることも

診断
便の培養検査

治療
抗生物質、抗菌剤の投与
対症療法 脱水の予防(水、電解質の補給)
疼痛対策 抗コリン薬(腸運動の抑制)
下痢対策 止痢薬(抗生物質使用時は注意)


以下の潰瘍性大腸炎とクローン病は症状がにており、鑑別が難しい。
しっかりと鑑別のポイントを把握すること

●潰瘍性大腸炎とクローン病の共通点
腹痛、血便、発熱、体重減少、下利を呈する消化管への炎症性疾患
両疾患とも厚生労働省の指定"特定疾患”である
両疾患とも原因不明

●潰瘍性大腸炎とクローン病の違い

データが吹っ飛んだので後日・・・・涙







●クローン病 
1930年代にクローンにより報告された疾患
肉芽腫腸炎とも言われるが発見者の名前を取った呼び名の方が用いられている



二時間目  生理学
筋(続き)

●筋の構造
アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの組み合わせにより作られている。
繊維の横方向は両フィラメントの階層状構造により作られている。
断面はミオシンフィラメントを六角形にミオシンフィラメントが取り囲んでいる。
光学顕微鏡ではミオシンフィラメントが構成するA帯が暗く、アクチンフィランメントが構成するI帯が明るく見える

●筋の収縮
収縮時にアクチンフィラメントがミオシンフィラメントに入り込む形で収縮している。
このためこのメカニズムを滑り説という。
(略 滑りを発生するメカニズム)

●筋への刺激の伝達
筋の組織にはT管(横行小管)といわれる、筋細胞の細胞膜が筋に入り込んだ部分がある。
活動電位は細胞膜を伝わり、このT管から筋中に入り筋小胞を刺激する。
筋小胞には多くのカルシウムイオンが詰まっており、活動電位により刺激を受けるとこれを放出する。
カルシウムには2つの働きがある
①カルシウムの放出が筋運動のトリガーとなる。
②収縮に必要なエネルギー産性に関与
  ATP→ADP+H2PO4+エネルギー
     ↑(ここにカルシウムが関与)

●筋肉の運動
筋収縮の種類
 単縮(攣縮)  一回の刺激により筋が収縮する運動
 
収縮の加重 複数回の刺激が完全に収縮が終了する前に重なり合う
ことで、大きな収縮となること。

強縮 頻回刺激により、より大きな収縮になること
 不完全強縮 刺激頻度が少なく、筋収縮の加重が完全に滑らかになってないもの
 完全強縮 刺激頻度が多くなることで収縮曲線が滑らかになった状態。

日常運動での刺激状態→完全強縮
(単縮は機械的にしか起こすことはできない)

●筋肉の性質
○白筋(速筋) 収縮が早い、原形質に富み白っぽい
 基本的には骨格筋の多く
○赤筋(遅筋) 収縮が遅い・持続的、筋原線維に富んで赤っぽい
 姿勢の保持等の筋によく見られる 

●等尺性収縮と等長性収縮
日常運動動作ではまず等尺性収縮がおこり、次いでさらに力を入ることで等長性収縮となる。





3時間目  鍼実技(経絡)
不眠症の治療  今日は患者役
最近寝つきが悪いので今日は眠れるといいのですが・・・・

ダイエット戦記252005年10月24日 21時09分56秒

10月24日時点でのデータ
身長 187.6cm
体重 107.75kg(自宅)
BMI=(肥満度Ⅱ)


本日の食事
朝食 キャベツとツナのパスタ(麺<キャベツ)
昼食 お結び二個
夕食 カレー、もやしのサラダ、香の物
間食  水、お茶、コヒー、やさいジュース

意気揚々とジムに行ったら定休日・・・orz

確認しとけよ→俺

今日の講義をまとめていたら
後、少しで完成というところでPCダウン
もちろん保存はまだ・・・・・・今日はここまで
なんかやばいぞ、明日は飲みなのに。