病を抱えるということ2005年09月12日 19時28分41秒

先日来悪くしている膝の状況が良くありません

本当は今日学科試験の最終日でしたが休みました。
これで追試確定が5科目。
厳しいです。

現在の膝の様子はやっと急性期を超えて熱感が減少してきました。
水の貯留も少しましになってきています。

なんせ両膝をやってしまったものですから大変です。
行動の制限も多いですし、気分的にも最悪な状態。

ベッドで寝返りひとつ打つのも脂汗をかきながらという感じです。


ベッドでボーっとしているときにふと海外で入院したときのことを思い出しました。

アフガンで罹患した後、必死で這うようにトルコまで脱出して入院しました。
何でわざわざトルコまで戻ったのかというと医療レベルの問題があります。
結局トルコで一回転院し、ついでパリの病院に転院したのですが大変でした。

先ず言葉が通じない。
病状の説明をお医者さんがしてくれても完全には理解できない。
だから納得がいかず、恥ずかしいことにお医者さんに「ここが苦しいのに何でこうしてくれないの?」とあたるようなこともありました。


そのときは病状も悪く(後で聞いたら致死率40~50%)深く考えることもできないような状況だったとはいえ、後で少し反省しました。
同時に病を抱えるということがこれ程まで辛いということもはじめて知りました。


本当に幸運なことに、九死に一生を拾ったわけですから、きちんと経験したことを生かした治療家になりたいと思っています。


病を抱えてみるということも悪いことじゃない。
「辛かった自分と同じ思いを患者さんが抱えているかもしれない」
そう考えられればいいかな?




パリの病院でのトリビア
パリの病院では英語をしゃべれる看護婦さんは結構少ないです。
一方、私の担当についた看護士さんは結構な割合で英語が堪能。
さらに看護士さんたちは、ものすごく筋肉質な体をしています。

気になったので、話をしてみると
看護士さんの何人かはフランス外人部隊の出身。
つまりは傭兵さん。

一定期間傭兵を務めると、フランスでの滞在許可(彼らはグリーンカードと言ってました)が得られ、部隊で看護婦の資格も取れるとのことです。

そりゃガタイもいいはずだよね。

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