トルコの旅 イスタンブール92005年09月18日 01時34分52秒

イスタンブールの紹介も今回で一度お休みにします。

最後は一番好きな魚市場の風景です。
魚市場へは買出しにかなりの回数足を運んだのですが、実は買出しの時にはカメラはもって行きません。
なぜなら、生簀に手を突っ込んで魚を選んだり、並んだ魚をひっくり返して魚を選んだりするため、カメラが壊れることを恐れてもって行きませんでした。
魚市場でよく買ったのは鯵や鰯、剥き身のムール貝やオコゼのような魚。
鰹のような魚や鯖は鮮度が今ひとつで買うことはなかったです。

本当はイボカレイのような珍しい魚も調理してみたかったのですが、あまりにも大きく値段も高かったため購入には躊躇してしまいます。
鱒も黒鯛のような魚も、鱸も価格面で断念。
シェア飯ではあまり高価な食材は使えません。


これは魚市場のお店の様子

いろんな魚が並んでいます
でもよく買ったのはハムシ
一番右下の小さな魚です
要は日本のヒコイワシ(カタクチイワシ)
これは鮮度が良いときは刺身でそうでもないときはつみれにしてつみれ汁にしていました。
このつみれを作るためだけに手動式のミンサーも買ったりしました。
(ミンサー=手でハンドルを回してひき肉を作る機械)
アホですね。
でもこのミンサー、鳥のひき肉を作るのにも非常に重宝しました。
イスタンにおいてきたんですが、今でも Tree of Lifeにあるのかな?
使ってくれている人があればいいのですが。

これは魚市場に限らずいろんなマーケット全般に通じるのですが、非常に魅力的な”おっさん”が多かったです。
誇りを持って仕事をしている人はみな輝いています。


魚市場のおっさんです

なんともいい笑顔でいつも迎えてくれました。
ここはどちらかというと観光客の多い魚市場なのですが、比較的鮮度もよくたびたび魚を求めていました。
写真の時は、撮るよと言ったらえらい渋い顔をしてくれました。
デジカメだったので、すぐに見せると大爆笑。周りのおっさんたちを巻き込んで笑ってました。
魚はどうしても肉より高くつくため、シェア飯ではあまり回数は作れなかったのですが、買出しを含めていい思い出です。
写真を探したのでうすが、どうしても見つからなかったのがトルコのキャベツ。
形は日本のものと変わらないのですが・・・・・・
びっくりするのがその大きさ。
小さなものでも1個5kgぐらいあるのでは?
日本のキャベツの5個分から6個分の迫力ある大きさを見て納得。

なるほど、キャベツから赤ちゃんが生まれてもおかしくないな。
と感じました。
(海外ではそんな話もあった気がするんですがね)

次からはシリアの風景を紹介していきます。

移植ドナー登録について考える2005年09月18日 02時14分59秒

ちょっと考え事をしていて眠れないので、少しだけ話を。

勉強会などでで何度かお会いし、お話をさせていただことのある鍼灸師の先生がドナー適合したという話が伝わってきました。

このドナーとは骨髄移植のドナーです。

非常にびっくりしました。
その先生がドナー登録をしていたということよりも、前向きに提供に向けて考えておられるという点についてです。

その先生は開業鍼灸師です。
骨髄を提供する前後、何日かの間は入院するため治療院はお休みです。
経済的にも肉体的にも、何より精神的に大変ではないでしょうか?

でもなんとなく、その先生の人柄を考えると納得いくんですよね。
ドナー登録をする時点できちんとリスクを考えて結論を出しているんだろうなと。

実は、自分も去年ドナー登録を考えました。
でも、登録していません。
一生懸命考えたのですが、学生の間はやめようと思いました。

本来なら学生の間のほうが融通が効くのですが、国家試験が引っかかりました。

もしも登録をして、HALが合う患者さんが見つかったのが国家試験直前だったら、提供をためらうでしょう。
そして提供を待ってもらっている間にもしも患者さんが亡くなるようなことがあったら申し訳なくていたたまれないでしょう。

だから、提供できる環境になるまではやめようと結論付けたのです。


でも、身近で提供する人が現れると少しだけ、ほんの少しだけ後ろめたさみたいなものが出てきます。
まだまだ、人間ができていないようです。


そんな「たまご」でもこれはは持ってます。

臓器提供意思表示カードです。
間違ってもドナーカードではありません。

あくまでもYESかNOか意思を表示するためのカードです。

「自分は提供する意思が無いからカードを持たない」
というのではなく、その意思を明確にするために持っておくものなのです。

あなたの意思がYESでもNOでも財布の中にでも一枚入れておいてください。
(もちろん記入したものをです)

免許証等に張るシールもあります。

提供するにせよしないにせよ少しだけ考えてみませんか?




「たまご」の持っているカードは古いためもうぼろぼろです。
でもなんとなく新しいカードに変えれないのです。

実はこのカードは平成9年の夏前にいただいたものです。
正式配布は平成9年の10月からでした。

まだ、臓器移植に関する法案が通ったばかりで予算が無いため、正式に印刷できなかったころにいただいたものです。
移植ネットワークの方々が自腹を切って印刷したうちの一枚をいただいたものです。

当時、たまたま移植関連の仕事をしていた医学部の先生と仕事上で知り合うことがあり手にしたものです。

カードを見ると、それをもらった時の先生の話が思い出されて新しいのに変えられないんです。