シリアの旅 アレッポ名物?2005年09月20日 02時00分33秒

シリアの旅、続いてはアレッポの紹介です。
アレッポについてはシリアを知らなくても耳にしたことはあるでしょう。
そう「アレッポ石鹸」です。



オリーブオイルと月桂樹オイルで作られたこの石鹸、近年日本でも人気のようです。
”敏感肌に”とか”無添加・天然”などとうたわれてますが果たしてどうでしょう?
実際にシリアについてから以降の旅はずっとこれでした。
使い心地は最高!!
匂いになれると手放せません。
髪の毛から体までこれひとつで済んでしまうのも非常にいいです。
日本で使うとなると問題がいくつか・・・
先ずは価格 
1個500~800円はボリ過ぎ
現地ではもっと安い!!というか何倍のっけてんの?
後、品質
日本ではノーマル、エクストラしかありません。
違っているのは月桂樹オイルの比率のみとなってます。
でも本当は原料だけではなく、熟成の期間、出来不出来によって現地ではもっと細かく区分けされています。
☆で品質をあらわしていることもあり、確認できた中では六つ☆まで見つかりました。
残念な点も多々あるのではありますが、結局日本に帰ってきてからも生協で買って結構使ってます。
まあボディソープ(髪を含めて)と考えればノーマルでも十分ですが・・・・

使い方の注意事項
販売の仕方に問題があるせいか、敏感肌の方が使用して”吹き出物が出た”などと酷評しているのを見ることがあります。
そこで自分なりの使い方
①よく洗い流す
合成系の石鹸に比べ、流したときの石鹸の落ちが若干悪いです。
流したつもりでも石鹸が残っていることがあり、お肌のトラブルとなることがあります。
しっかり流してください。
②アルカリ度が強い
日本に入ってきているのは現地の最高級品よりも熟成期間が短いのが多いです。
また、合成石鹸のように界面活性剤を使用していないためアルカリ度が強い傾向があります。
髪の毛ではもちろんですが、お肌を洗うときでも敏感な方は「お酢リンス」や「クエン酸リンス」で中和することをお勧めします。
③洗い上がり後の保湿に注意
合成系のように保湿剤は入っていません。
(あえて言えばケン化していないオイル分がそうですが・・・・)
感想肌の人はタオルで拭く以前にベビーオイルやワセリン等使い慣れている保湿剤を肌に塗ってからタオルで軽く拭いてください。

特に③は重要です。
実は肌の水分が一番奪われるのは、体を乾かすときなんです。
だから濡れたままで保湿剤を塗るのが一番いいんですが、タオルがべたつくとかいろんな理由で行わない人が多いです。
まあアレッポ石鹸を手にする機会があったら以上事項を思い起こしてください。
無駄にはならんと思います。
アレッポの街の紹介は次回に

シリアの旅 アレッポ12005年09月20日 12時14分00秒



これは時計台
実はシリアのいろんな街を旅するとわかるのですが、大体どの街にも時計台があります。
だからシリアの旅ではすべて時計台を基準点として観光を行ってました。
場所がわからなくなったら時計台の場所を聞く。
結構これで迷うことはなくなります。

ちなみにアラビア語の時計台を聞いてみたら
「サーテゥ アルマデーネ」と教えてくれました。
はたしてこれが時計台を意味する言葉か定かではありませんが通じました。
まあ通じなかったら絵で書けばいいのです。

実は困ったときのため、デジカメには街の特徴的な建物の写真を何枚か常時入れてました。
いざとなったらこれを見せて教えてもらおうと考えていたのですが、使う機会はありませんでした。
コンパスである程度方角を確認しながら歩いていれば、どんな人間でも迷子にはならないようです。

こんなコンパスです。
時計のベルトにつけれるので重宝します。
(画像をクリックいただくとメーカーのページに飛びます)

日本で買うと1000円前後、イスタンブールあたりなら300円前後で見つかります。
でも日本製のほうがいいかな?
中に充填されたオイルに気泡が混じってないし、オイルが漏れることもありません。
イスタンブールの文房具屋ではオイル漏れしてるのを見つけたことがあります。

アレッポを旅するならコンパスはあったほうがいいです。



これはアレッポのスーク
スークとはどう訳すのか? まあ”市場”でしょうね。
トルコでいうバザールのようなものです。
アレッポのスークは本当に迷路のようです。
3日間歩き回ったのですが、果たして全部制覇できたかどうかもわかりません。
ゴールドを売ってたり、絨毯を売っていたり、金物からアラビア風の寄木細工、銀細工、布地屋、仕立て屋様々な店があります。
不思議なのは、このスークにはところどころに上に向かう階段があること。
上ってみるとスークの上に出るのですが、そこには民家が建ってます。
丘を掘ってスークを作ったのか、単純にスークの屋上に民家を立てたのかはわかりません。
しかし、ちょっと面白いです。

もうひとつ面白いのは、どこのスークでも入り口に近いところに生鮮食料品を扱う店が多いということ。




これは卵屋と肉屋
どちらも入り口からすぐのところのにあります。
ちょっとグロいのですが、これは羊のタンとほほ肉だそうです。
聞いたら煮込み料理にするそうです。
まあ考えてみれば判る事ですが、こんなお店が奥にあったら衛生上も大変でしょうね。

生鮮食品店はすべて細分化されすぎていると感じるほど専門化されています。
何件か面白いお店があったのですが、これもその一軒

これは羊の脂身専門店
写っているのは店のにーちゃんとアレッポで一緒に散歩したコーヘー君。
(スマン顔出しちゃった)
コーヘーが掴んでいるのは羊のお尻の脂。
これは細かく挽いて肉に混ぜケバブにするとのことです。
店員のにーちゃんが言うには、尻の脂が一番うまいとのこと。
この尻の脂、いったい羊のどこの部分なのか良くわからなかったのですが、アフガンで羊を実際に触れる機会があって判明。
その話はまた別の機会にでも。