第15回 はり師きゅう師国家試験【午後の部】解答速報の感想2007年02月26日 20時50分10秒

大阪鍼灸マッサージ協同組合さまのHPに「第15回 はり師きゅう師国家試験 【午後の部】 解答速報」が掲載されています。

  →”解答速報へのリンク”


明日提出の症例報告発表会用の原稿を書きながら感想をちらほら。

リハビリ関連の問題が減った印象ですね。
逆に東洋医学系の問題は題数増&より重箱の隅化している気がします。

問題83 うつ病に最も関係の深い神経伝達物質はどれか
   1 アセチルコリン
   2 セロトニン
   3 ヒスタミン
   4 グルタミン酸

ちょいうと迷いました。
でもうつ病の薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を思い出して一発。


問題101 肺の病証に見られないものはどれか。
   1 無汗
   2 湿疹
   3 梅核気
   4 短気

ハイ、引っかかりました。
梅核気=ヒステリー球=肝なんですよね。
東洋系の問題はこれまで条件反射的に解けるものが多かったのですが・・・
短気=怒り=肝なんて条件反射で考えると他の選択枝も見えなくなるもんですね。


問題125 次の文で示す患者に対する治療で八総穴を用いる場合、正しいのはどれか。
「53歳の男性。急性の腰痛で前かがみになると増悪する。」
   1 外関・臨泣
   2 後谿・申脈
   3 内関・公孫
   4 列缺・照海

これまでならこの組み合わせを覚えていさえすれば解けた問題だったはずです。
解りませんでした。
前かがみ→背部の経脈が引っ張られると悪化→膀胱経・督脉と発想?


非常に印象に残っているのは・・・
「顔面神経麻痺の問題が多かったこと」
あんま・マッサージ・指圧の国家試験でも2問(問題62と問題124)
はり・きゅう師国家試験でも2問出ていた事でしょうか。



問題135 136
「35歳男性。突然、左目を閉じることが出来なくなり、口から唾液が漏れた。症状発症の数日前に耳介部に水疱ができ、耳の痛みを感じた。」

問題135 出現する可能性のある症状はどれか。
   1 味覚障害
   2 斜視
   3 顔面部の知覚異常
   4 ホルネル徴候

問題136 施術対象となる神経はどれか。
   1 第3脳神経
   2 第4脳神経
   3 第6脳神経
   4 第7脳神経

「ワーイ!、まるっきりオイラの症状じゃん!」
てのが問題を読んだ第一感想。
クラスの皆も解けたようです。


問題150 表皮への刺鍼の作用でないものはどれか。
   1 自由神経終末の興奮
   2 基底層細胞でのビタミンDの形成
   3 メルケル盤の興奮
   4 ランゲルハンス細胞による免疫応答の誘導

選択枝2が最高にイカレテイマス。
試験中に不覚にも吹き出す所でした。


大分傾向の変わった今年の国家試験。
よくよく見てみると、難易度自体はそれほど上がっているという印象はなかったです。
ただただ、とっつきにくいという感じの問題が多かったですね。
解くのに過去問よりも、ものすごく時間かかったし。
皆さんはどうでした?


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