12月20日講義内容概要 ― 2005年12月20日 21時30分11秒
一時間目 臨床学総論
●関節の触診
○関節の問題は大きく二つに分けられる
1関節体(骨、軟骨)の問題
2軟部組織(間接包、腱、靭帯、筋肉)の問題
運動制限もこれらの2要因によって分けられる
1によって起きるもの→強直(関節リウマチ)
2によって起きるもの→拘縮(五十肩)
一般的にはリウマチを除けば拘縮のほうが多い
その他に
★一方神経系の問題で起きるもの→強剛(片麻痺)
動揺関節→膝に多い、先天性股関節脱臼も
神経系の診察
●診察の進め方
神経系でも問診は大事
さまざまな検査があるが基本となる部分をおさえる必要がある
●脳神経の検査
○嗅神経
タバコ、コーヒー、香水を用いる
・匂いがしない=嗅覚脱出
→両方分からない=副鼻腔炎
→片側だけ分からない=前頭葉基底部の問題
・匂いに対する感受性が高すぎる=嗅覚過敏
→コカイン中毒、ヒステリー
・臭いのしないはずのもので感じる=錯嗅症
→統合失調症、ヒステリー
○視神経
大脳障害の局所診断に有効
視野欠損のパターン
1一側性全視野欠損=片側だけ見えない
→一側の視神経の損傷(視交差よりも眼球側)
2同名性半盲=両目とも片側だけ見える
→視交差よりも中枢に近い部分で神経が障害
3両耳性(異名性)半盲=両方とも耳側だけしか見えない
→視交差の障害(視神経の特徴を最も併せているので試験にでやすい)
4暗点拡大=盲点が正常以上に拡大している状態
→脳圧の亢進によるうっ血乳頭、中枢の障害の可能性がある
但し、後頭部の障害による視覚の異常には対応していない
○眼球の運動神経(動眼、滑車、外転)
・眼瞼の観察
→瞼が下垂する→上眼瞼挙筋=動眼神経が
cf頸動脈障害→ ホルネル症候群(眼球陥没、眼瞼下垂、縮瞳)
眼球突出→ 甲状腺機能亢進症、眼窩腫瘍
・眼球の観察
→眼球の運動で動かない方向で支配神経が異なる点を利用
○瞳孔の観察
・対光反射
・輻湊反射
●三叉神経
顔面、頭蓋の前部、眼(眼球表面)及び舌の前2/3の知覚
並びに咀嚼筋を支配している
→角膜反射
→咀嚼筋の観察 ギュッと噛んでもらった時の左右差を見る
左右差が大きい場合、下顎枝の障害の可能性
次はは顔面神経より
二時間目 漢方概論
●肺・大腸
○肺の機能
1肺は呼吸をつかさどる
清気を吸い込み濁気を出す
2肺は一身の気をつかさどる
取り込んだ清気に脾の力で取り込まれた水穀の精気を併せて宗気とする
3肺は宣発粛降をつかさどる
粛降 宗気を全身に巡らす
宣発 悪いものも出す働き
宣発粛降は相反する作用でありながらお互いに協調する面もある
4肺は水道(水液の代謝経路)を通調する
通調水道
5肺は皮毛をつかさどる
皮毛は防御作用に大きくかかわっている
6肺は鼻に開キョウする
鼻に肺の病変は現れやすい
○肺の病証(プリントを見ること)
まとめる時は 原因 症状 治法 処方で分類
肺気虚
肺陰虚
風寒犯肺
風熱犯肺
痰湿阻肺
燥邪犯肺
●大腸
○大腸の機能
糟粕の伝導をつかさどる
→失調で下痢、便秘
○大腸の病証
大腸湿熱
大腸液き=液がなくなる→センナは×(熱を冷ますもの)
腸虚滑脱 長期間の下痢で腸の陽気がなくなる→緩んでしまう
三時間目 鍼実技(パルス)
●テスト範囲の復習
●テスト内容の発表
テスト法について
上肢の疾患に関わるもの
下肢の疾患に関わるもの
関節のテスト法、筋のテスト法、神経のテスト法、橈骨動脈によって見るものに分けられる
総指伸筋の中指
やっと動きました
自分なりに考えたコツは別途まとめてアップします
●関節の触診
○関節の問題は大きく二つに分けられる
1関節体(骨、軟骨)の問題
2軟部組織(間接包、腱、靭帯、筋肉)の問題
運動制限もこれらの2要因によって分けられる
1によって起きるもの→強直(関節リウマチ)
2によって起きるもの→拘縮(五十肩)
一般的にはリウマチを除けば拘縮のほうが多い
その他に
★一方神経系の問題で起きるもの→強剛(片麻痺)
動揺関節→膝に多い、先天性股関節脱臼も
神経系の診察
●診察の進め方
神経系でも問診は大事
さまざまな検査があるが基本となる部分をおさえる必要がある
●脳神経の検査
○嗅神経
タバコ、コーヒー、香水を用いる
・匂いがしない=嗅覚脱出
→両方分からない=副鼻腔炎
→片側だけ分からない=前頭葉基底部の問題
・匂いに対する感受性が高すぎる=嗅覚過敏
→コカイン中毒、ヒステリー
・臭いのしないはずのもので感じる=錯嗅症
→統合失調症、ヒステリー
○視神経
大脳障害の局所診断に有効
視野欠損のパターン
1一側性全視野欠損=片側だけ見えない
→一側の視神経の損傷(視交差よりも眼球側)
2同名性半盲=両目とも片側だけ見える
→視交差よりも中枢に近い部分で神経が障害
3両耳性(異名性)半盲=両方とも耳側だけしか見えない
→視交差の障害(視神経の特徴を最も併せているので試験にでやすい)
4暗点拡大=盲点が正常以上に拡大している状態
→脳圧の亢進によるうっ血乳頭、中枢の障害の可能性がある
但し、後頭部の障害による視覚の異常には対応していない
○眼球の運動神経(動眼、滑車、外転)
・眼瞼の観察
→瞼が下垂する→上眼瞼挙筋=動眼神経が
cf頸動脈障害→ ホルネル症候群(眼球陥没、眼瞼下垂、縮瞳)
眼球突出→ 甲状腺機能亢進症、眼窩腫瘍
・眼球の観察
→眼球の運動で動かない方向で支配神経が異なる点を利用
○瞳孔の観察
・対光反射
・輻湊反射
●三叉神経
顔面、頭蓋の前部、眼(眼球表面)及び舌の前2/3の知覚
並びに咀嚼筋を支配している
→角膜反射
→咀嚼筋の観察 ギュッと噛んでもらった時の左右差を見る
左右差が大きい場合、下顎枝の障害の可能性
次はは顔面神経より
二時間目 漢方概論
●肺・大腸
○肺の機能
1肺は呼吸をつかさどる
清気を吸い込み濁気を出す
2肺は一身の気をつかさどる
取り込んだ清気に脾の力で取り込まれた水穀の精気を併せて宗気とする
3肺は宣発粛降をつかさどる
粛降 宗気を全身に巡らす
宣発 悪いものも出す働き
宣発粛降は相反する作用でありながらお互いに協調する面もある
4肺は水道(水液の代謝経路)を通調する
通調水道
5肺は皮毛をつかさどる
皮毛は防御作用に大きくかかわっている
6肺は鼻に開キョウする
鼻に肺の病変は現れやすい
○肺の病証(プリントを見ること)
まとめる時は 原因 症状 治法 処方で分類
肺気虚
肺陰虚
風寒犯肺
風熱犯肺
痰湿阻肺
燥邪犯肺
●大腸
○大腸の機能
糟粕の伝導をつかさどる
→失調で下痢、便秘
○大腸の病証
大腸湿熱
大腸液き=液がなくなる→センナは×(熱を冷ますもの)
腸虚滑脱 長期間の下痢で腸の陽気がなくなる→緩んでしまう
三時間目 鍼実技(パルス)
●テスト範囲の復習
●テスト内容の発表
テスト法について
上肢の疾患に関わるもの
下肢の疾患に関わるもの
関節のテスト法、筋のテスト法、神経のテスト法、橈骨動脈によって見るものに分けられる
総指伸筋の中指
やっと動きました
自分なりに考えたコツは別途まとめてアップします
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