トルコの旅 イスタンブール8 最強観光地編2005年09月17日 05時57分44秒

バスに乗って新市街へ

ご存知の方も多いでしょうが、イスタンブールは大きく分けると2つ、実際に細かく見ると3つに分かれた街です。
大きく分けるのはボスポラス海峡
黒海とエーゲ海につながるボスポラス海峡で、イスタンブールはヨーロッパ側とアジア側に分けられています。
さらにイスタンブールのヨーロッパ側を2つに分けているのは金角湾。
この湾により、旧市街と新市街に分かれています。

つまりイスタンブールは
旧市街(ヨーロッパ側)、新市街(ヨーロッパ側)、アジア側に分かれています。
旧市街にはブルーモスクやアヤソフィア、トプカプ宮殿、グランバザール、エジプシャンバザール等の観光名所が多くあります。
新市街には観光名所もありますが、商業施設、ビジネス街等が多くあり、いろんな国の領事館や大使館も新市街側にあることがほとんどです。
旧市街に宿を取って行動していた「たまご」が新市街に行く一番の理由は大使館に何か用事があるときでした。
大使館等でのヴィザの申請は時間がかかったり、午前中しか受け付けなかったりすることが多いので朝はバスを使っていました。

歩いても行けなくは無いのですが、まあ近場の日本大使館まででおよそ1時間~1時間半はかかります。
しかもかなりきつい坂道を登らなくてはなりません。
一度やれば十分、いやになります。(やりました・・・)

で、新市街での用事が済むと大体、歩いて宿に戻ってました。
新市街の中心、タクシム広場から金角湾にかかるガラタ橋まではずっと下り坂ですし、このイスティクラール通りは結構きれいな通りで雰囲気もいいのです。
途中まではすごく小さなトラムヴァイ(路面電車)も走ってますし、世界一短い地下鉄も稼動しています。

今回はそんな街角の風景です。



これはトラムヴァイ(路面電車)
本当に小さくてかわいいです。
1.5kmほどの距離を単線で往復しています。
チンチンと鐘を鳴らして走る様はまさしく「チンチン電車」

何度か乗ろうかなと思ったのですが、結構満員で乗る機会がありませんでした。
始発から待って乗ればいいのですが、走っている姿のほうが好きで乗らずじまい。
もったいなかったかな?

でもまあいいか、
歩くおかげでいろんな発見もあるし。


そのおかげでこんな風景も見れます。
これはイスティクラール通りからひとつ曲がったとこにあるチャイハネ。
まあいわゆる喫茶店です。
段々坂の途中にあって休憩するにはいいなと思ったのですが、結局なじみの御茶屋でいつも済ませてしまい、写真を撮ったのみでした。

でもなんとなくいい感じでしょ?

おしゃれな洋服屋さんやCDショップ、お菓子屋やレストランもあって休日にもなるとイスタンブールっ子でにぎわっています。
まあ時折、トラブルのあるところでもあるので注意は必要です。
こんなおしゃれな街角にもすごく「いかがわしい」ところがあります。
ガイドブックにはない、イスタンブール沈没経験者には有名な”珍名所”。
ある意味イスタンブール最強の観光施設。



もう見てのとおり
UFOと書いてあります。
そう、こここそがイスタンブール最強の
「国際UFO博物館」(美術館?)

はい、ここ、最強ですから!
何があるかはひみつ!!
最強ですから!!!
ふぅ
<良識のある大人は行ってはいけません!>
って言うか普通は行きません。
「たまご」が行ったかどうかも秘密!


まあ、いかがわしいところといえばタクシム広場にはポルノショップなぞというものもあったりします。
駅の売店でもいかがわしい本を扱っているところがあったりします。
警官に捕まったりしたら大変です。
ガッツあふれる大学生旅行者が度胸試しと運試しを兼ねて突撃しました。
結果、彼は2冊の黒いビニールに包まれた獲物をゲットして帰ってきました。
宿の野郎どもで彼の度胸を称え、戦果を確認しようと中身を見ると・・・

きれいな裸のオネーサンのえっちな写真と思ってみていたら・・・・
最後のページで衝撃の事態が発生。
オネーサンにチン●生えてます。
がっかりする大学生に宿にいた仲間が爆笑しながら声をかけます。
「君のガッツと度胸には感服した。でも運は無いようだな」

大学生君は一言
「ひとつ大人になりました」
と一言口にするなり、リベンジに駅へと向かいました。
彼のリベンジが成功したかどうかも秘密!

旅をするときのポケットの中には?2005年09月17日 22時15分30秒

リコーのGR DIGITALのブログの中でポケットツールという表現が出てきます。
いい言葉です。
自分にとってのツールとはなんなのか?少しだけ

一年間の旅のかなで、ずっとジーンズのポケットに入れてきたものがあります。
ナイフとライトとライター
これが僕にとってのポケットツールでした。
トルコのイスタンブールに入ってからずっと一緒に中東を巡り、ナイフはある事情で4度目のイスタンブールの空港で別れましたが、後の二つは今も部屋の片隅に転がっています。
残念ながらデジカメはさすがにポケットには入りませんでしたがケースを使って腰につけてました。
ライター以外のポケットツールなんてものは、実際の出番はすごく少ないのですが、いろんなときにふとした拍子で役に立ってくれました。

ナイフもライトもライターだっていまどき百均に行けば何ぼでも売ってます。
でもそこにこだわるという点が、単なる道具をツールにしているのだと思います。

使用するシーンを考え、何に使うのかを熟慮し、こだわってものを選ぶ
これこそが単なる道具を「ツール」という別次元に導くのです。



これが持っていったナイフ
まあ良くあるヴィクトリノックスです。
でもあまり機能の多いやつではなく、ピクニッカーというどちらかというと機能の少なめなやつ。

こだわったのは、①刃が大きめ ②缶切 ③栓抜き ④コルク抜き があるということ。
まあ出先で果物をむいたりできる程度のことで考えてのですが、思いのほか重宝しました。
特によく使ったのは缶切。
日本では缶詰もプルトップ形式のものが主流ですが、海外ではまだまだ缶切りを必要とする単なる缶詰が主流です。


ライトはこれ、ミニマグライトのAA
これも結構役に立ちました。
シリア等中東のの遺跡では細部までは照明施設が整っていないようなところもあって、よく使いました。
あと、アフガンでの停電時とか、パキスタンの便所
日本では思いもよらないところが結構暗かったりするんです。



ライターはこれ
これは旅のために用意したわけではなく、サラリーマン時代からずっと使っていたもの。

もう足掛け8年になるでしょうか。
高校生見たいな若い子ががジッポを使うのを見かけることが多く、それがいやになって使っていたジッポをすべて処分して乗り換えたライターです。
マナーが悪いやつと趣味が同じってのはなんかね。
もうあちこちガタが来ているのを分解して掃除しては、騙し騙し使ってました。
オイルライターなのにワンアクションで火がつくのが好きでずっと使ってましたが、日本に帰国したらご臨終。
基幹部品の歯車がとうとう駄目になってしまいました。
それ以来は、ずっと部屋の片隅で眠ってます。
時折手にとってブラスについてる自分の指紋模様の焼けを眺めています。

ツールはなかなかには捨てられません。
それが道具との一番の違いなんでは無いでしょうか?
「思い入れ」の入り方がぜんぜん違うんですね。。