トルコの旅 イスタンブール再々-4 スーフィー2006年12月25日 22時13分27秒

クリスマスを迎えたわけですが、浮いた話などありゃしない“たまご”です。
さて、前回の血生ぐらい聖夜の記事からうって変わって今夜はきれいなものをお届けします。

とはいっても実は1回すでに紹介した記事の焼き直し・・・
“過去の紹介記事”
スーフィーの紹介をもう少し詳しく行っていきます。


2003年2月末、雪ふるイスタンブールで向かったのはメブラーナ博物館です。
ここでは月に数回、博物館付属音楽学校の生徒によるセマー(旋舞)を見ることが出来ます。
大変人気のある催しなので観光シーズンにはチケットの入手も一苦労です。
まあ、2月のオフシーズンでしたので数日前でも簡単にチケットを入手することが出来ました。
(オフシーズンとはいえ前日には全てのチケットは売り切れだそうです)
少し早めについてよい場所を確保してしばらくたったころ、こんな言葉とともに催しは始まりました。

「Come,come,whoever you are
 wanderer,worshipper,lover of learning
 it does not matter,
 Ours is not a caravan of despair.
 Come,even if you have broken your vow
 a thousand times
 Come come,yet again come」

「来たれ、来たれ、我がもとへ
 さすらう人も、迷い人も、求道者でも
 かまわないから。
 我々は絶望しない者の集いだ。
 今まで千回も誓いを破った人も、
 来たれ、来たれ、何度でも」
 
イスラム神秘主義の一派メブラーナ教団を組織し指導したルーミー師の言葉です。
(日本語訳は“たまご”)

凛と通る声でこの言葉を紹介されたあと楽曲の演奏が始まります。
この教団独特のスーフィー音楽の演奏会の後、静にセマー(旋舞)が始まります。



黒いマントとのっぽの帽子を纏った一団がすべるように会場に入ってきます。
先頭にいる師らしき人がメッカの方向に祈りをささげた後、師以外の人々がいっせいに黒いマントを脱ぎ捨てます。
マントの下から色鮮やかな衣装があらわれ、1人ずつ一礼した後セマーが始まるのです。



音楽に合わせ回りはじめるのです。
くるくるとすべるように淀むことなく
回り続けていきます。



回り続けることで神との一体化をしようというスーフィー。
その中でも最も完成された形といわれるのがメブラーナのセマーです。
回る人の手を見てください。
ブレのためわかり難くなっていますが、片方の手は手のひらを上に、もう片方は下に向けられています。

天と地をあらわすものです。

まだまだ伝えたいことはあるので次回もこの話。




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