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ラマダン開始！

今年もラマダン（イスラムの断食月）が始まりました。
某所からの情報では、パレスチナでは23日開始、エジプトでは25日説も流れていましたが24日に始まったとの事です。

前の記事でも書きましたが、この断食の始まりと終わりは聖職者が月の満ち欠けを見て判断するのが通例です。
しかも厳格なところでは望遠鏡などを使用しないという話も有ったり無かったり。

一応、イスラムカレンダーには共通でラマダン開始時期の記載があるのですがそこはイスラム教。
“聖職者が月を見て”とクルアーン（聖典）に書いてあるのだからその通りにしようという国が多いようです。

イスラム諸国で月の観測衛星を打ち上げるというような話もありましたが結局は肉眼で見て決めるというのは変わらないような気がします。

これから一ヶ月間、イスラム教徒は断食を行うわけですが、これは決して苦行の月では有りません。
神とともにすごす清浄な月なのです。
そして食べれない辛さを知り、食べれるありがたさを噛み締めるという月でもあります。

さて、このラマダン。
イスラム暦で実施されるため、一年ごとに開始時期が10日ずつ前倒しになって行きます。

あと5年もしたら開始は8月の真っ只中。
日の出から日没までの間ですから時間もものすごく長いラマダンを迎えるわけです。
今後、夏休みにイスラム諸国を旅行しようという場合、ラマダン日程をきちんと把握することが大事です。

私ら旅行者に強制されるものでは有りませんが、国の機能が大幅に低下する時期です。
スムースな旅行を行いたかったり、無用なトラブルを避けたいという方は注意が必要です。
バスが動かなかったり、役所仕事が進まないなどの被害は私も経験済み。
時間の限られた旅行では、日程の崩れは致命傷にもなりかねません。

でも、このラマダン余裕があるなら一度経験してみるのも良いかもしれません。
出来れば非常に厳格な田舎のほうで経験すると、それもいい思い出になること間違いなしです。



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