ヨルダンの旅 ペトラ22006年09月17日 22時05分53秒

前回、掲載した「エルハズネ」。
実は直訳するとで宝物殿と言う話です。



今度は別の角度からの写真です。
この写真より昨日の写真のほうがわかりやすいかも知れませんが、
「エルハズネの中央天辺の壷のような形の部分には宝物が埋蔵されている」
なんていう伝説もあったそうです。

ペトラ遺跡そのものがまだまだ発掘の途中。
物の本によるとペトラの遺跡のうち発掘されたのは僅か1%、なんて話もあったりします。
近年、(私が帰国後です)このエルハズネの地下から埋葬されたと思しき遺骨が発見されたそうです。
この建物の本来の使用目的は、今のところ不明ですが近々明かされるのかもしれません。



映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」の台詞では、
「砂漠を横切り、山を越え、三日月の谷を渡りて聖杯の眠る寺院へ」
というようにこのエルハズネが聖杯の眠る寺院として扱われ、この入り口からさまざまなトラップの敷かれた迷宮へと入っていくことになるのですが・・・

本物のエルハズネにはそんな迷宮は着いていません。
岩を掘り込んで作られた小部屋が二つあるのみ。

壮大な外観の割には非常にあっさりとした内部になっています。
というよりも、わくわくして入るととんだ肩透かし。
がっくりすること請け合いです。



でも良く内部を見てみると、非常に美しい紋様を持つ岩をくり抜いて作られたものというのが解ります。
この独特の縞模様をもつ砂岩がペトラの最大の特徴です。

この岩は大変柔らかく、それゆえナバテア人も2000年近く前の技術も道具も満足には無い時代に、にこのような壮大な建造物を作れたともいえます。



エルハズネを後にとことこと歩いていくと、見える岩、見える岩のあちこちに人の手によると思われる穴や構造物が多く見られます。
まあ、全ての遺跡の発掘整理には50年かかるなんてガイドさんが言っていましたがその通りなんでしょうね。
このガイドさんは暇なのか、タバコ数本で30分ほどペトラの話をしてくれました。
本当はこのような壮大な遺跡であればあるほど、ガイドさんに話を聞いたほうが楽しめるのは解っているのですが、そこは悲しき貧乏旅行。
そんな予算は無く、せいぜいツーリストセンターで話を聞くのが精一杯。
でも時折、こんな親切なガイドさんとのふれあいもあったりします。
(ビバ!閑散期)



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