治療院開院日記 生臭い銭の話2010年07月22日 15時25分46秒

ちょっと今回は生臭い話です
銭・カネのはなし

まあ治療院の物件を探す段階で既にこの辺はクリアにすべきですが
遅まきながら少しだけ
銭の話で一番大事になってくるのは開業資金ではありません

その後のランニングコストが一番大事

はっきり行って一時的な出費である開業準備金なんて痛くないんです
それよりも痛いのは日々何もしなくても出て行くお金

鍼や灸なんて道具は患者さんが来なければ減らないんです
でも、家賃・電気・ガス・水道・通信費は出て行くんですよ
人を雇っているなら人件費・保険料・その他もろもろ

このあたりをきちんとイメージしておかないと大変なことに
まあ本来は準備編1で書いた治療院コンセプトのところでやるのですが

単純化して諭吉さんで考えると・・・
自分の今のウデでできる最大限の人数をまあ10諭吉とします
固定費が5諭吉のばあい10諭吉の売り上げでも手元には5諭吉
固定費が2諭吉であれば10の売り上げで8残る

ごくごく単純な話です
でもきちんとこの辺をイメージせずに開業するケースも多いのでは?

物件探しをしているときにですね
やっぱりカネを出せばよさそうな物件もあるわけです
で、ついつい多少の予算オーバーは仕方ないと妥協するわけです
これは本当に危険です
自分も一時本気で家賃13万の物件を検討してしまいましたから
(実際の家賃予算は8万円)

では何を考えて家賃8万をはじき出したのかというと・・・
最高売り上げ可能金額を元に計算しています

 ・想定患者単価4000~5000円
 ・最大対応人数6名(無理なく対応可能)
 ・月間営業日数24日平均
 ・人員 自分のみ
 ここから出てくる最大売り上げは57万(57万円~72万円)
 ここでもう一度
 固定費が高くなればなるほど自分の上限収入が減少するわけです
で、いろいろ考えて上限収入の20%を固定費の予算としました

  57万円×20%=11万4千円

これを元に家賃の計算に入るわけです
ざっと通信費や光熱費を考えるとまあ8万までだろうなと


ちなみにもっと簡単な設定方法は
患者さん(お客)何人でプラマイゼロ(固定費のみね)になるか設定する
というのですね
ちなみに同時進行でこっちでも考えてました
こっちではお客さん1人でペイすることを目標にしてました

すると、どちらの計算でも同じような数字になったんです
これもあって月額固定費予算をこの金額で決めたわけです



まあだから最初の目標はまずは一日一人のお客さんをつけること
これが結構大変ですね
ちなみに当初の計画ではこのラインに至るまでの目標は
               「9ヶ月」です
いけるのか?

ちなみに16ヶ月以上かかるようならツブレマス・・・

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