泡盛ディープな集い22006年04月17日 18時19分28秒

甕貯蔵の泡盛もいくつか飲ませていただきました
「いいなあ」と思ったのは、皆それぞれの仕注ぎの方法を取られていること
そして、それを否定しないという場の雰囲気がよかったです
もちろん、梅酒でもそのような感じはあったのですがこういうのは良いですね

「このようにせねばならぬ」というのではなく、「こんな風にしたらこういうのが出来ました」という感じのお披露目のしかたは自分も好みです
こういう感じのほうが「自分がするときにはどのようにしよう」と考えやプランを思い巡らせることが出来る気がするんですね

この日、勉強になったのは
新しい甕を下す際のやり方を知ることが出来たことでしょうか
1 甕の容量の8割程度までお酒を満たしてしまうやり方
2 甕の容量の1割程度から貯蔵を始め、少しずつ泡盛を仕注いで良くやり方
その他 紹興酒の甕も使用可能ということ
という感じでしょうか



これはちょっと変わった泡盛を使った果実酒
向かって右がサトウキビを漬け込んだもの
左側はゆずを丸ごと漬け込んだもの

サトウキビのほうを試飲させていただきましたが独特の風味でした
作成された方は、少し鼻についてあまり好きではないとおっしゃっていましたが私は結構好みでした
プラスチックのような匂いも海外で飲んだサトウキビジュースを思い出してあまり気にはならなかったです
レモンを絞ればもっといけそうだななどと感じていました



是非今度は自作の果実酒を持参してきちんと参加したいものだと思いながら良い気分で帰路につきました

快く試飲をさせてくださった皆様、ご招待いただいたお店の方々、本当にありがとうございました
次回は正式参加できるよう頑張ります

(写真は帰り道の東京国際フォーラム)

4月17日 講義概要2006年04月17日 19時16分31秒

一時間目  リハビリテーション医学

二時間目  鍼実技(パルス)

三時間目  東洋医学臨床論(現代)

四時間目  臨床実習(経絡)

”続きを読む”

対証と対症2006年04月17日 20時00分22秒

工藤先生のブログ”工藤鍼灸院~院長のひとりごと2~”がえらい勢いで更新されています。

日常のことから東洋医学についてまで多岐にわたっていますが非常に面白いです。
特に東洋医学系の話については、患者さんだけではなく私ら学生も意識してくださっているのでしょうか解かりやすく書いてくださってますので、クラスメイトの皆さんには是非読んでいただきたいものです。

その中の”こちらの記事”を読んで少しだけサラリーマン時代に伺った話を思い出しました。

伺ったのは、漢方といえば誰もが思い浮かべる某大手漢方薬メーカーの顧問?だった人。(ちょっとうろ覚え)
(アホな話ですが、今になってその時のお話の重要さに気づきました)

漢方エキス製剤が商品化されたのは1950年代後半、実はこのメーカーではなかったそうです。
そして健康保険適用に必要な薬価基準への初めての収載は1960年代後半。これもこのメーカーではなかったそうです。
このメーカーのエキス製剤が薬価基準への収載されたのは1970年代後半になってからで、実に10年近く他社に先行された後に医家向け医薬品市場に乗り込んだそうです。

一般に、これだけ出遅れれば市場で大きなシェアを得ることは非常に難しいのですが現在この会社は大きなシェアを獲得することに成功しています。

そのきっかけになったのが、「対証から対症へ」処方方法をシフトしたことだとおっしゃるのです。
西洋医学のお医者さんには受け入れられにくかった東洋医学的な病の本質ともいえる「証」による処方ではなく、症状や検査結果などの表面的な捕らえ方を処方の根拠としたのです。
これにより漢方薬を対症療法の一薬としてプロパー(プロパガンディスト)が医師にアプローチすることができ、急速にシェアと売り上げを伸ばしたということだそうです。

この後、漢方薬は副作用がないとの安全神話とともにブームになり、やがて小柴胡湯の副作用事件をむかえることになるのです。

この話を聞いた当時、「難解な理論を簡略化することで販売機会を増やすとは、なんともすばらしい戦略だな」、などと思ったものですが・・・・
お恥ずかしい限りです。
こんなことを“つらつら”と思い出しました、