鍼灸あましの孵卵器

かなり久々のこの話題の更新です

前回に続いてカブールのチキンストリート
シャーの時代後期から社会主義のアフガニスタン民主共和国建国まで
ここはヒッピールートの中継地だったとのこと
インドからトルコへと至る陸路を70年代にこうよんだそうです

実はアフガン入国時の同行仲間にこのヒッピー全盛期にアフガンに来た人がいたんです

その人が言うにはね

「そのころのチキンストリートはもっとすごかったんだよ」

「宿もこっちのほうにあったし遊ぶところもいっぱいあったし」

「でね、インドでヒッピーやっている連中がさ、あまりに暑いとこっちに避暑に着たんだよ
　で涼しくなるとむこうに戻って、それぐらい良い所だったんだよ」

その人のことを無性にうらやましく思ったのを覚えています
この土地の2つの時代を見れるなんて・・・
何十年後かいつか自分も、なんて思ったものです






これはチキンストリートの花屋
これを見つけたときに
　「ああ、戦争は終わったんだな」
と、まったく根拠も無しに思ったのを覚えています
花屋のほとんどは造花でしたが新しい国家の息吹を感じました





これはカブール市内で見つけたタクシー
おそらく結婚式の装飾でしょう
花嫁を迎えにいく花婿を乗せるのでしょうかね
これを見たときもグッと来たのを覚えています

もちろんこれらの画像はすべて2003年当時のものです
あの時はタリバン政権が崩壊しカルザイ大統領が就任した直後
新たな国造りにみんなが胸を膨らませていたことでしょう

でも結局戦争が終わってもアフガンは貧しいままで、国も混乱しています
権力を握った人間が腐敗し国民は泥沼にあえいでいます

ひょっとしたらこの2003年頃がもっとも治安がよかったのではないでしょうか
貧しくはあれ、変わるはずの明日を夢見ることができたはずですから








将来、もう一度、いつかきっとこの国を見に行きたいと考えています









実はこのころ
自分の体調は坂道を転がり落ちるように悪くなっていました

そしてこの後とんでもない事態に陥り、死に掛けるわけです


まあ、そのあたりの顛末はもう少ししてから






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