ビザ小話2007年02月04日 02時52分09秒

博物館の紹介の前にビザの小話。

イスタンブールでインドビザを取得したときのこと。
実はこのインド領事館の領事、意外と難敵。
通常は2週間で下りるビザが下りない事もあったりする。

丁度同じ時期にビザ取りをした女の子は色々難癖を付けられ結局4週間近くかかったようだ。
予定ではインドは行かないのだけれど何らかの問題でパキスタン-中国の国境が閉じた場合のためにビザを取っておくことに。
しかし、4週間もかかるようでは大問題!
今後の予定に大きく差し障ってしまう。

まあ、取らないわけにもいかないので気合をいれてビザの申請に。

洋服も襟付きに、ジーンズでなくチノパンというように気合を入れていった領事館では・・・

   →いきなり一時間以上待たされる・・・orz

やっと申請できるかと思ったら、わら半紙に今までの旅のルートを書けといわれる。
仕方がないので記入をしてやっと申請。
と思ったら今度は偉そうなおっさんが面談してくる。

「君は何でインドに行きたいのか?」
「何で日本でビザを取ってこなかったのか?」
「薬物はやらないだろうな?」

ねちねちと20分ほど質問をされた後にやっと申請ができた。
で、2週間後に取りに来いという言葉がもらえて、やっと終了と思ったら

「君の英語はなってないな、プッ」
てな感じのことをいわれた。
「ちょっ、待て、インド訛り丸出しのあんたには言われたくない!!」
と心で叫びながら
「ビジネスではプロの通訳を雇っていたものでなかなか上達しませんな」
と笑って返した。
そしたら
「インドではすべての国民が英語を話せるから勉強したまえ」
と言われた。

ある意味、ビザ取得で最も忍耐力のいる相手であった。
さすがは悠久の国インド、恐るべし。
ある意味、イスラム圏の「インシアッラー」という言葉すら凌駕している気がする。

ビザを申請する側の旅人のある意味生殺与奪の全てを握るのが領事や大使。
そういう意味ではうまくこなしていく事も重要だったりするのかも。




待たされている間、あまりに暇だったので領事館に飾られていた木造のヒンドゥー教の神様なんぞをノートに写して時間をつぶしていた。
ちなみに飾ってあったのは“ガネーシャ像”



本当は4本腕の神様なはず、でも4本腕には見えなかったんだよな。

今にして思えばネタとしては面白かった。
ちなみにビザの仕事が混んでいるとこんな対応にはならず、機械的に処理されるらしい。
結局、遊ばれていたということでしょう。


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